いよいよスタートライン

ここ数ヶ月の間、「夢のマイホーム」実現に向けて、ほぼ毎週末にBESS浜松展示場に足を運び、打ち合わせを何度も繰り返してきました。そして、この週末、また1つ大きな節目を迎えることになりました。12月の土地契約に続いて、建物本体の契約を結んだんです。
2月末には建物の契約を…という目標でやって来たので、日程としては予定通りなんですが、これでようやく、マイホーム建設に向けてのスタートラインに立てたのかな、という思いです。


契約に際しては、土曜日・日曜日の2日間をかけて作業を進めることになりました。もちろん、土地のときのように一発で済ませても構わないんですが、建物の契約に関しては、約款等の説明事項があまりに多くなり大変ですし、契約内容をチェックした結果修正が必要になったりするとさらに時間がかかったりもしますし…ということで、あえて2日間に分けています。
土曜日は、最初に担当のKさんからひとりの女性を紹介されました。設計担当のKさん(同じ「K」ですが別の方です)で、彼女は私たちの家を設計し、図面を作成してくれる責任者となります。
設計のKさんからは、「設計受託契約又は工事監理受託契約に関する重要事項の説明」がありました。土地のときにもあったこの「重要事項の説明」ですが、土地のときは現地ごとに違う細かい条件の確認が仕事だったのに対して、今回はKさんがどんな仕事をしていただけるのか、その内容を説明していただきました。
以前は、ハウスメーカーの注文住宅だと、施主と建築士は図面と営業の担当者を介してやり取りするのみで、直接顔を合わせることは少なかったそうなんですが、耐震強度の偽装が問題になったのを契機に、こうして直接顔を合わせて説明を行うことが建築士法によって定められたのだそうです。説明を受けたところで、どうせ私たち施主はど素人。偽装が不可能になるとも思えないんですが、「顔が見える」状態にすることで、安易に不正が行われることを抑止する効果を狙ったのでしょうか。ともかく、「この方が設計してくださるんだ」と、安心感を持ってお願いできます。


その後、いつもの担当のKさん(厳密に言えば「営業担当のKさん」ですね)から、今回の契約の約款、そしてこれに付随する保険契約等に関する約款についての説明がありました。これが、2時間を超える超長丁場になったんですが、何しろ先日の土地契約を超える人生史上最高額の契約です。しっかりとお話を伺うつもりでいました。具体例を交えながら噛み砕いていただく説明は理解しやすく、実は結構楽しみながら聞いていました。
契約約款の文章は堅苦しくて実にわかりにくいんですが、かいつまんで言えば、契約に関して何か起こったときに、注文者(私)と請負者(BESS)のどちらに責任があるのか、そしてどのように処理するかを定めたもの。そして、最後には「この文書に書かれていない点についてはお互い相談して決めましょう」と書かれています。そんなに理不尽なことが書かれているわけではありません。もっとも、それでもちゃんと目を通しておかなくては、いざというときに文句は言えないわけですが。
保険契約もいくつかありますが、これは万が一BESSが倒産などして工事が続けられなくなったり、所定の瑕疵(かし)の修補(要するに不具合の修理)ができなくなったりしたときでも、何とかして代わりに対応してもらえるようにかけてある保険です。BESSではこれらの保険にかなり早い時期から加入しているそうですが、その理由は「自分たちのようなマイナーな会社でも安心して家を建ててもらうため」だったとか。浜松では実際に住宅メーカーが倒産して数多くの契約が宙に浮いた例もありましたし、こうしたバックアップがあるのは安心できます。
あとは、あらかじめメールでいただいておいた契約内容の表や図面について、修正しておいていただきたい点をお伝えしておきました。打ち合わせしておいたはずが修正されていなかった場所、後から私たちの方で変更したいと思った場所、お茶目な打ち間違い(笑)等いろいろありましたが、契約書にこれらが添付されるときに間違っていては一大事です。


土曜日は、我が家もちょっと大変な状態だったので私ひとりで出掛けましたが、日曜日は、ようやく体調が戻ってきた妻と娘も一緒にBESS浜松展示場に伺いました。
前日にじっくりと私が説明を受けておいたので、この日は実際に出来上がった書類を確認して、そこに署名、捺印を行うという作業になります。収入印紙を貼り付けて、割り印を押して…と進んでいく作業は緊張するものですが、Kさんにとっても非常に緊張する瞬間なのだとか。実際にここに印を押してもらうまでは、「やっぱりや~めた」だってあり得るわけですしね。もちろん、私にはそんなつもりは毛頭ありませんでしたから、作業は粛々と進みました。
いくつも住所と氏名を書いて、実印を押して、無事契約となりました。契約を受けて、早速ログ材のカットはカナダの工場に発注されるのだそうで、これでいよいよ「夢のマイホーム」はイメージから実現に向けて本格的に動き始めます。しかし、出来上がったログ材が届くのは8月の予定。半年近くかかることになります。
しかし、その間ただ暇にしているわけではありません。まだ決めなくてはならないことはたくさんありますし、必要な手続きもいろいろあります。家具や照明、家電等についても情報収集を進めておきたいところですし、今の家に溢れかえったモノの整理も必要です。妻の雑貨屋オープンに向けての準備もありますし、やることはまだまだいくらだってあります。当面は、あまり面白くない事務手続きが増えそうなんですが、いろいろな作業をしっかり進め、夏には始まる実際の建築作業に向かっていきたいところです。


ところで、印鑑を押したのは日曜日でしたが、契約書等の日付は説明を受けた土曜日の日付・2月25日にそろえていただくようお願いしました。というのも、25日は大安、26日は赤口。一大イベントですから、やっぱり「お日柄」にもこだわっておきたかったんです。
実際は無意味なことなのかもしれませんし、以前は私自身もそう思っていたんですが、万が一何かトラブルが起きた時に、「日が悪かったから」とか周囲から変にケチを付けられたくはないんですよね。簡単に何とかなることなんですから、抜かりなく行きましょう。



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