新幹線通勤

この4月から、職場の人事異動で勤務先が変わりました。今までにはなかった、ちょっと異質な緊張感がある職場で、これから私も日々鍛えられていくのかも知れません。数年ごとに異動があるのは仕方のないこと。今回は、下田から帰ってきたときのようなドタバタの家族大移動が必要なかっただけでも、まだ良かったということにしましょう。

その新しい勤務先があるのは静岡市内、それも市街地のど真ん中です。浜松から静岡に通うことを考えたときに、使えると非常に便利な手段があります。それは、皆さんご存じの東海道新幹線。浜松~静岡間は約80km離れていて、東海道本線に乗ると1時間15分くらいかかるんですが、新幹線ならたった2駅、最速で20分ほどで着いてしまいます。特に朝の出勤時に、この時間差は非常に貴重です。

もちろん良いことばかりではありません。最大のネックになるのは運賃。新幹線でも、通勤や通学の需要に対応した定期券はちゃんと用意されています。普通に毎回切符を買うよりも大幅にお得になるのは当たり前なんですが、それでも浜松~静岡間の通勤定期は3ヶ月券で何と191,680円。ひと月あたり6万数千円の出費は普通なら一大事です。しかし、ありがたいことに、私の職場は浜松~静岡間なら条件次第で新幹線を考慮した通勤手当を支給してくれます。ここはお言葉に甘えて、新幹線通勤を選びました。


新幹線定期とパスケース 新幹線の定期券は薄手のプラスチック製の磁気カードで、きっぷと同じように自動改札機を通せるようになっています。タッチして改札を通るTOICA定期券に慣れてしまった私からすると、この「通す」動作が最初は面倒だったんですが、慣れてしまえば特に気にはなりません。パスケースの定期券取り出し穴も、ようやく本領発揮です。

私の自宅の最寄りの駅は、東海道本線の天竜川駅。新幹線で静岡に行くためには、西に向かってひと区間東海道本線に乗り、浜松駅で折り返すことになります。この場合、普通にきっぷを買うときには、新幹線のきっぷに加えて天竜川~浜松間の180円のきっぷも購入しなくてはなりません。しかし、東海道新幹線の定期券では、新幹線と並行して走っている在来線区間にも乗ることが出来ますから、同じ定期券を改札に通せばOK。浜松駅でも、新幹線のりかえ口に定期券を通せばそのまま通り抜けられます。新幹線とは別の定期券が必要なのかな?と思っていましたが、これなら非常に楽ですし、財布にもちょっとだけ優しくなります。


現在、私が毎朝乗っているのが、浜松駅午前7時50分発のひかり504号。これに乗れば、静岡駅までノンストップ。8時10分には到着します。浜松駅で降車する人が結構いるおかげか、今のところ座れなかったことは一度もありません。

対面式のベンチシートだった東海道本線と比べると、ひとりずつのスペースがしっかり確保されていてリクライニングまで可能な新幹線のシートは快適そのものです。すっぽりと身体を潜り込ませ、リクライニングを少々倒し気味にして、しばしのリラックスタイム…となります。

ただし、気をつけなくてはならないのは、あまりの気持ちよさについついぐっすりと寝てしまいそうになること。何しろ所要時間はたったの20分、しかも静岡駅で乗り越してしまうとひかり504号の次の停車駅は新横浜駅です。幸い、まだそんな事故は起こっていませんが、もしやってしまえば午前中の仕事時間は棒に振るしかありません。そんな緊張感のおかげか、うとうとすることはあっても、静岡駅に到着するアナウンスでちゃんと目が覚めます。人間、寝ている最中でもちゃんと体中のセンサーを動かしておくことは出来るようです。

その点、気をつけなくてはならないのは帰り道。こちらも、乗り越すと遠くまで連れて行かれてしまうことは同じです。行きに比べると緊張感はありませんし、特に、飲み会の後などは身体機能が鈍っていますからね。ついつい眠ってしまい、気がついたときには名古屋駅…なんてことも起こりかねません。


東海道本線で通勤していたときから半減はしていますが、新幹線の中ではある程度まとまった時間があります。何かに活用できれば良いんですが、先にもちょっと触れたとおり、今のところは主に身体のリフレッシュに当てています。

車内を見回すと、新聞や雑誌、文庫本などを広げている人、携帯電話をのぞき込んでいる人に加え、ノートパソコンを広げている人を多く見かけます。特に、ひかり504号にも使われているN700系の車両では、車内でNTTドコモのDocomo Wi-Fiによる無線LAN環境が提供されているだけでなく、各車両の一番前の席ではACアダプターを接続するためのコンセント、大型の作業テーブルが設置され、至れり尽くせりです。

Docomo Wi-Fiについては、私のスマートフォン・ARROWS X LTE F-05Dでも利用可能で、接続の手順を簡略化するためのアプリも提供されています。しかし、どうしたわけか新幹線の車内ではまだ接続がうまく行ったことがありません。静岡駅の待合室では接続に成功したこともありますし、利用者が多すぎて混み合っているのかも知れません。

今のところはノートパソコンを持ち込もうとは考えていませんが、余裕が出てきたら考えてみても良いかも知れません。ただ、我が家のレッツノートは激しく老朽化していますし、できれば新しいノートパソコンが欲しいところなんですが…今の経済事情ではやっぱり無理かなぁ(涙)。

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