8か、8 Plusか、はたまたXか

9月13日未明(日本時間)に、今やこの時期恒例となった、Apple社の新製品お披露目イベントが開催されました。さすがに、午前2時からという生中継動画を見る根性はなく、それでも翌朝は早めに起き出してネットニュースをチェックしてしまった自分がちょっと恥ずかしかったりして(苦笑)…まあ、妻のiPhone 6 Plusが購入からちょうど2年になるところで、乗り換え先の有力候補になるかも知れないという事情はあったんですけどね。

昨年の9月には、おサイフケータイや防水・防塵などを実現したiPhone 7/7 Plusが発表され、話題になりました。今年はマイナーチェンジで7sと7s Plus…ということも考えられたわけですが、それだけでは収まらないのでは?という話は、ずいぶん前からありました。というのも、今年でiPhoneはデビューから10周年。何らかの「記念モデル」が出ることが予想されていました。昔から、Apple社はそういうのが好きですからね。


近年は、正式にApple社から発表が行われる前に、新製品の情報がどこからかリークされてしまうことが増えました。今年も、当初はかなり情報が錯綜していたものの、ひと月前くらいまでには、どんな製品が発表されるのか、かなり確度の高い情報が出回っていた感があります。

従来の流れで改良されたiPhoneとしては、「7s」ではなく、数字が進んだiPhone 8とiPhone 8 Plusが登場。そして、これとは別に、前面のほぼ全体が画面となっている新デザインのiPhone X(てん)が登場しました。8シリーズの方は、7までのデザインコンセプトはキープした上で、背面は無接点充電のQi(ちー)に対応するために従来のアルミ一体成形からガラスに変更。Xでは指紋認証センサー兼用のホームボタンがなくなることで、代わりに顔認証が導入された…というわけなんですが、これらの情報は発表前にはほぼ明らかになっていました。

そうした意味では、全くといってよいほど驚きのない発表会ではありましたが、新社屋に作られた「Steve Jobs Theater」で初めて開催されたイベントということも含めて、Apple社の並々ならぬ気合いは伝わってきました。Xで導入された超狭額縁のデザインや顔認証も、「おくだけ充電」のQiも、名前としては既に先行して導入されている技術ではありますが、彼らなりにiPhoneの世界観の中に練り込んで、実用的な技術として使ってもらおうとしている印象はあります。

もちろん、そうするためには新しい技術を導入する必要があるわけで、例えば顔認証についても、顔に赤外線のパターンを照射することで3次元的に動くモノとして認識し、誤認識を減らしているようです。当然、従来よりも高速な計算が必要になりますが、そこで「○GHz、○コア」みたいなアピールは絶対にせず、「こんなことができます」だけで説明するポリシーは、昔から一貫しているのがAppleですね。


iPhone 8とiPhone 8 Plusについては、15日から予約が始まり、22日から販売がスタートしています。以前は、ネット予約サイトがつながりにくくなったり、入手には数ヶ月待ちだったり…という事態が起きたりもしましたが、今回はそこまでの熱狂があるわけでもなく、結構穏やかなスタートに見えます。実際に、店頭でもネットでも、比較的簡単に入手できるようです。

とはいえ、これは多くの人たちが11月に遅れて登場するiPhone Xを待っているから…ということではないかと思います。こちらの方は、きっと今までどおりの大騒ぎを引き起こしてくれることでしょう。

1日でも早く新製品を手に入れたい!という人の前に今回の3種類のiPhoneを並べれば、明らかに今までと違うモノであることがわかるiPhone Xに人気が集まるのはよくわかります。Xにしかできない新しいこともいくつかあるようで、10周年を超えたその先でApple社が考えている新しい世界を体験してみたい人、あるいは「新しいんだぜっ」と見せびらかしたい人などは、迷わずiPhone Xを待てば良いのだと思います。

ただ、新機軸が導入されたことで、Xでは操作性も今までとは変わる部分が結構あるのだとか。だいたい、「いつでもホーム画面に戻れる」というホームボタンがないことからして、不安になる人も結構いらっしゃるようです。そういう、あまりスマートフォンを使うことに頭を使いたくないタイプの方には、8や8 Plusを選ぶ手は十分あると思います。

見た目は大して変わらないようにも見えますが、頭脳にはXと同じA11プロセッサを搭載し、AR(拡張現実;カメラで撮っている現実世界の中でCGのキャラクターが動いたりするアレですね)に対応するためにセンサー類の精度が上がっているようです。Xほど「とんがった」未来をすぐに見られるわけではないかも知れませんが、すぐに追いかけられる基礎体力は持ち合わせています。


ちなみに、妻はiPhone 8 Plusを予約しました。そもそも11月のiPhone Xまで待ってしまうと「2年縛り」の更新期間を過ぎてしまう…という事情もありましたが、無印8との比較では、大きな画面とデュアルレンズのカメラ機能に魅力を感じたようです。ついに200gを超えてしまった重量は懸念材料ではありますが、逆にここまで大きくなれば多少重くなったところで変わらないのでは?という気もしなくもありません。

実は予約した店舗にはもう届いているんですが、こちらの都合でしばらくは機種交換の手続きに行けず、手に入るのは来週以降になりそうです。まあ、ココで慌てても仕方ないので、楽しみにしていてもらいましょう。

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