レッツノート以外の何か

現在愛用しているレッツノート・CF-RZ4の後継機を購入したいと考えつつも、レッツノートの2018年秋冬モデルの購入は見送った私。もちろん最大の理由は、そろそろ大幅モデルチェンジがあるのではないか?と予想していたCF-RZ6が、全くそのままの形で継続販売…となったところにあります。

もちろん、間もなく購入から4周年を迎えるわけですから、現行機種に買い換えれば性能差は実感できるはずですが、外見が全く同じものを買うのも面白くありません。プラットフォームの方が刷新されている以上、何らかの動きはあるはずですから、2019年冬春モデルの登場するときこそは、何かが起こるのでしょう。

とはいえ、「後継機はレッツノートでなくてはならない」と決めているわけではありません。幸い、「何処にでも持ち歩いて使う小さなPC」というコンセプトの製品は、最近一気に選択肢が増えてきています。それは、選択に悩まなくてはならない…ということでもあるわけですが。


最近、大きな話題になっている「小さなPC」としては、GPD Pocket 2がありますね。ディスプレイはタッチ対応の7型、新書判程度の大きさの筐体(181mm×113mm×8~14mm)は、まさに懐かしの「ウルトラモバイル」のサイズ感です。クラウドファンディングでとんでもない大量のスポンサーを集め、そろそろ製品の市場への投入が始まります。

「2」を名乗っているとおり、同様のコンセプトで作られたGPD Pocketの後継機として登場するわけですが、CPUがAtomからCore m3-7Y30に強化され、メインメモリは8GB、ストレージも高速なSSDではないもののフラッシュメモリーで128GB積んでいますから、基礎体力としてはCF-RZ6と大して変わらないと言って良さそうです。USB PDにも対応したType-C端子を持っていて、モバイルバッテリーからの充電も可能だそうです。

重量はほぼ500gということで、外部ディスプレイの接続にはアダプターが必要なことを考慮しても、CF-RZ6より軽い荷物として持ち運べそうです。惜しむらくは、本体内にワイヤレスWANを内蔵していないこと。外出先の通信はスマートフォンからのWi-Fiテザリング等で乗り切ればよいのでしょうけど、このサイズ感なら単独で使いたくなります。操作性でも細かいことはいろいろ気になりそうですが、この小ささを実現しているわけですから、ある程度割り切らなくてはならないところです。

GPD Pocket 2は、11月上旬から代理店経由で家電量販店での販売が始まるのだそうです。ということは、近々店頭で動作する製品を見ることもできそうですね。故障修理などのサポートについても、店舗の窓口経由でなんとかするのでしょう。というより、家電量販店での販売を決めたということは、マニアックでない一般ユーザーに販売するのに足る品質を認めた…ということでしょうから、そちらの意味でも実物を見るのが楽しみになってきます。


CF-RZ6と同クラスの10型前後の画面を持つ製品の中では、先日登場したSurface GoのLTE内蔵版が年内に登場する…ということも気になっていますが、他にはLenovoのYoga Book C930もかなり気になる製品です。CF-RZ6同様に画面が360度開いてタブレット形態にもなる2in1モデルで、重量も700g台と同レベル。折りたたんだときの厚みは1cmを切り、CF-RZ6のほぼ半分です。

Yoga Book C930の最大の特徴は、製品写真だとキーボードに見える部分が、実は電子ペーパーのタッチ画面で、そこにキーボード以外にもいろいろなモノを表示したり、ペンで何か書いたり…といったアクションが可能なこと。もちろん、ドットマトリクスの画面になっていますから、キーボードの設定も自由自在。同じ筐体で日本語キーボードと英語キーボードを随時使い分けることもできます。

ただ、この手の商品が欲しい!と考える最大の理由は物理キーボードであると言っても過言でないわけで、この「画面上の仮想キーボード」が要望に応えられるのかどうかはかなり疑問です。また、CPUはCore m3-7Y30・Core i5-7Y54ということでCF-RZ6と同レベルですが、メインメモリが4GBというのは大きな不安を覚えます。CF-RZ4のパフォーマンスに不満が出てきた最大の要因はそこだと思っていますしね。LTE内蔵モデルが用意されていることもありますし、一度触ってみておきたい製品ではあります。


もう少し大ぶりな、12型クラスの画面を持つ製品の中では、HPのENVY 12 x2が結構気になっています。タブレット型の本体に、カバーの役目を果たすキーボードユニットを組み合わせる…という2in1スタイルは、かつてのVAIO Tap 11やMicrosoftのSurfaceシリーズと同じです。

基礎体力的にはCore i5-7Y54、メインメモリ8GB、ストレージはNVMe接続の256GB SSDということで、CF-RZ6以上には働いてくれそうです。LTE内蔵というだけではなく、スタンバイ中も常時通信が行える「Always Connected」対応を公式に謳っていることがポイントのひとつ。タブレットの両面にカメラを装備していたり、ペン入力対応だったりすることも含め、iPadなどのピュアタブレットに近い立ち位置での活用もできそうです。拡張性には正直なところ難がありますが、USB 3.1 Gen 1 Type-Cが2ポートあれば何とかなるでしょう。

細めの額縁、膝上での使用も考慮したキーボードユニットなど、デザイン的にもかなりいい線を行っていると思うのですが、ひとつ引っかかるのはキーボードが英語配列のみということ。別に日本語のかな入力は必要ありませんが、記号の配列が結構違うので、ときにはプログラムコードも書いたりする私にとっては混乱の元になります。慣れておくのも役に立つかも知れませんが。


このくらいの画面サイズになってくると、もっとパワフルな製品も選べるようになってきます。例えば、DynabookのVシリーズは12.5型の画面を360度開けるタイプの2in1で、重量は約1.1kg、CPUにはクアッドコアのCore i7-8550Uを選択可能です。外部接続ポートはレッツノートほど充実してはいませんが、Thunderbolt 3ポートがあり、ここに標準で同梱されるアダプターをつなぎ、ほとんどのインターフェースが利用可能になっています。LTEが内蔵できないのは残念ですが、あまり贅沢を言ってはいけないのかも知れません。他にも「大画面モバイル」として出ている製品がたくさんありますし、かつてと比べるとちゃんと働けるモバイルノートPCは増えていることは確かだと思います。

まあ、最大の問題は購入資金なんですけどね。今回取り上げた製品たちは、安いモノだと10万円前後くらいから、どんなに高くても20万円以内で手に入れることができます。一方のレッツノートには、20万円を下回る製品がありません。どんなに良いモノが出てきたとしても、ない袖は振れませんし…今回こそは「レッツノート以外の何か」を選ぶことになるのかも知れません。

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