先日購入した新しいスマートウォッチ・TicWatch Proに期待していることのひとつに、日々のランニングのログ取得機能があります。というよりも、それができないようでは、私の買い換え候補としては俎上にも上らなかったはずです。
今どきのスマートフォンらしく、TicWatch Proには衛星測位機能も、心拍数を計測できるセンサーも装備されています。スマートフォンを一緒に持ち歩かなくても、自らの走った経路を正確に記録した上で、心拍数をモニタリングした効率的なトレーニングも可能…となるはずです。
Android Wear 2.0が登場したときに、センサー周りの標準APIがかなり整備されたようで、基本的にはWear OS用のアプリで位置情報や心拍数の取得を行う仕様で作られたものなら、TicWatch Proでのランニングログの取得は可能です。Runtastic、Runkeeper、Stravaを試してみましたが、全てで位置情報の取得は可能で、Runkeeper以外では心拍数も記録されました。
しかし、TicWatch Proと一緒に走るのなら、純正アプリのTicExerciseを使う以外の選択肢はない!と言っても過言ではありません。というのも、他のアプリではどうしても敵わない、純正ならではの機能を持っているからです。
屋外ラン、屋外ウォーク、屋内ランなどのエクササイズの種類を選びスタートさせると、経過時間、距離、心拍数といった数値を表示してくれます。画面をタップするたびに、下半分の情報がkm当たりのペースなどの数値に切り替わっていきます。…と、これだけなら他のソフトとそう変わらないのですが、↓
特筆すべきなのは、省電力モードの液晶画面に切り替わったときでも、ほぼ全ての情報を表示できること。屋外の運動では、有機ELの表示よりもむしろこの方が視認性が高いですし、タップして表示を切り替える必要もなく、経過時間の他に現在の時刻、心拍数、消費カロリー、走行距離、ペースを同時に表示します。これなら、バッテリーの持ちにも期待して良さそうです。
ちなみに、TicExerciseはエクササイズの記録をGoogle Fit、Runkeeper、Stravaと連携させることができます。また、自身も結果をSNSに投稿できる機能を持っていますが、縦に何画面分も連なるレポートの画像を吐き出しているので、視認性に難があります(情報量はかなり多いのですが)。計測はTicExerciseで行って、Facebookに投稿するのはStravaあたりを使うのがスマートな気がします。
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