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MUSICが決め手

新しいスマートフォン・AQUOS sense7を安価に購入するために、MNPで回線も乗り換えようと画策したワタシ。しかし、コレを実現するためには、単に安く買えるだけでなく、これまでの通信環境を確実に移行できる乗り換え先を、しっかり判断して決めなくてはなりません。

これまで使っていたBIGLOBEモバイルの回線では、3枚のSIMカードをお借りしていました。1枚はもちろんスマートフォンに挿し、あとはレッツノート・CF-SV8iPadに挿しています。この3枚で月々6GBの高速通信容量をシェアする契約になっています。

スマートフォンでは当然毎日のように外出先で通信をするためにSIMカードが必要ですが、残りの2台は基本的にはWi-Fiが使えるところで使うものであり、公衆回線が必要な場面は限定的です。いざという時だけ、親回線からギガをちょっと借りてくる…というシェアSIMの運用が、使い勝手としてはちょうど良かったわけです。

もちろん、シェアSIMの他にも対応する方法はあって、いわゆるプリペイド型のSIMなら、使うときだけちょっと課金して…という形で、最低限の出費のみで公衆回線を使えることになります。実際に、2枚目以降のSIMについては「基本料0円」というauのpovo(ぽう゛ぉ)も候補として考えてみました。しかし、純粋に月額0円では回線が維持できず、半年に1度くらいは何らかの「トッピング」が必要になり、意外に安くなりません。かえって手続きが面倒になるなぁ…という判断になりました。


現在AQUOS sense7を取り扱うMVNOの業者は4社ありますが、そのうちMNP向けに値引きキャンペーンを行っているのは、IIJmio(あいあいじぇい・みお)とOCNモバイルONE(おーしーえぬ・もばいるわん)の2社になります。どちらも、MNP転入と同時なら3万円台前半で購入できるということで、かなりお値打ちです。そして、両社ともSIM間の通信量シェアに対応します。

ただ、シェアの実現方法は少々異なります。IIJmioの場合は、複数回線のSIMを束ねて、それらが個々に抱えている通信量の合計を共有する形になります。一方のOCNモバイルONEは、1回線契約の通信量を、シェア用のSIMを追加することで分け合う、BIGLOBEモバイルと同じ方法です。

回線業者IIJmioOCNモバイルONEBIGLOBEモバイル
主回線(音声)
AQUOS sense7用
2GB
850
6GB
1,320
6GB
1,650
副回線1(データ)
CF-SV8用
2GB
740
シェアSIM
440
シェアSIM
220
副回線2(データ)
iPad用
2GB
740
シェアSIM
440
シェアSIM
220
2,3302,2002,090
音声通話SIM1枚+データ通信用SIM2枚の料金試算(単位:円(税込))

現状と同様に6GBを3回線で共有することを想定して、月額料金を試算しました。SIMの基本料の合計は、IIJmioよりOCNモバイルONEの方がちょっとだけ安くなりますが、この程度なら誤差の範囲。現状のBIGLOBEモバイルともたいして変わりません。とはいえ、回線を現状維持してスマホ本体だけ購入するのでは2万円以上高くなってしまいますから、これなら回線ごと乗り換えた方がお得でウレシイ体験になりそうです。


ひとつ考慮しなくてはならないのが、現在BIGLOBEモバイルで利用している「エンタメフリー・オプション」のこと。これのおかげで、Amazon Music Unlimitedでいくら音楽を聴いても、データ量を全くカウントされずに済んでいるのですが、まる1日どっぷり使うと1GBくらい通信している(端末側のアプリ別データ使用量を見るとわかります)ようなので、これをすべて課金されるとなると、相当ギガの追加が必要になります。

OCNモバイルONEには、「MUSICカウントフリー」という同様のサービスがあります。エンタメフリー・オプションがYouTube等の動画配信までカバーしているのとは違い、音楽配信限定で対応サービスも少ないのですが、Amazon MusicはOK。これが何と無料で(エンタメフリーは税込308 円でした)提供されています。しかも、エンタメフリーとは違い、利用規約などをいくら読んでも、帯域制限を示唆するような記載が一切ありません。もしかすると、「5Gでハイレゾ音源をストリーミングしてもカウントフリー」という、夢のような環境が実現できるのかも知れません。

IIJmioには、現在のところ同様のサービスオプションはありません。通信量を増やせば、当然その分だけ月々の料金に跳ね返ってきます。最終的には、音楽にどっぷり浸れる環境が維持できることが決め手となって、OCNモバイルONEに乗り換えることに決めました。


OCNモバイルONEは、MVNOのいわゆる「格安SIM」業界ではIIJmioに続くシェア2位。そもそも「OCN」はNTTが始めたインターネットプロバイダーサービスの名前がルーツで、モバイルONEも含めたOCN関連の事業は、現在はNTTレゾナントというNTTドコモの子会社が運営しています。

ドコモショップの店頭で回線契約することも可能で、最近は「ドコモのエコノミーMVNO」という看板も背負っています。NTTドコモにとっては、低容量のユーザーをUQ mobileやY!mobileに逃がさないための、彼らに近い存在になりつつあります。…サブブランドとは違い、あくまでもいちMVNOではあるのですが。

そこまで考えてOCNモバイルONEを選んだわけではないのですが、結果的には安心して任せられる相手を選べたかな、と思っています。この際なので、固定回線のプロバイダーも含めて全面的に移行するつもりです。固定+モバイル利用でのセット割引もありますしね。



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