2月も後半になりました。巷ではスギの花粉が飛び始め、春本番まであと少し。そして、私の島ではもうすぐ夏が終わります。…あ、もちろんこれは、Nintendo Switch「あつまれ どうぶつの森」の世界のお話です。
去年の夏までに、すべてのムシを捕まえることができていましたが、今年に積み残した課題として「おおいなるムシたちのその(園)」作りがありました。他のムシたちよりもひとまわり大きい、「おおいなる」を冠したムシたちの模型をすべて揃えて飾る…というプロジェクトです。
「おおいなる」シリーズでまだ揃っていなかったのが、ヘラクレスオオカブトとギラファノコギリクワガタ。どちらもそれぞれのカテゴリーでは世界最大とされる種で、見た目のインパクトだけでなく島に現れる頻度の低さ、捕獲の困難さ、買い取り価格のどれもがトップクラスです。
どちらも夜間のヤシの木(基本的に砂浜に生える)にしか現れないので、今年も夜合宿を敢行しています。広葉樹の樹液を吸って生きる両種(特に大型のヘラクレスオオカブトは高山帯に多いらしい)は、本来はその環境では捕獲できないはずなのですが…まあ、細かいことは言いっこなしで。広葉樹全てに桜の花が咲いちゃう世界ですし。
この「おおいなる」シリーズ、全部で6種あるのですが、レア度や売値については6種すべてが最高クラスな訳ではありません。「おおいなるガ」ヨナグニサンや「おおいなるトンボ」オニヤンマあたりは、島でも結構見かける存在です。ただ、どちらもその体躯の大きさが特徴であることは共通。単なるレアアイテムではなく、あくまでも見た目の風格を基準に選ばれているのですね。
このムシたちの模型を作ってもらうには、島にときどき訪れる自称「リアル節足系アーティスト」のレックスに依頼することになります。普段はムシたちを市価の1.5倍の高値で買い取ってくれる、お小遣い稼ぎにはありがたい存在です。「作品」を依頼するときには、同じムシを3匹渡さなくてはなりません。
作品づくりを依頼すると、普段はクールなレックスの反応がガラリと変わり、アーティストとしてのほとばしる情熱を抑えきれないのが伝わってきます。ただでさえこの調子なのですが…↓
先日やっとの思いでヘラクレスオオカブトを3匹捕まえて持って行ったところ、レックスはさらにヒートアップ。「おおいなる」模型を作ってくれるときには、だいたいこんな感じです(笑)。
「おおいなるカブトのもけい」が、翌日に手紙で届きました。早速飾ってみましたが、やはり立派です。ほんわかしたキャラクターたちや地物の中に、リアリティーを追求した模型たちが並ぶギャップも、このゲームの世界観の面白さのひとつだと思っています。
残るは「おおいなるクワガタのもけい」だけになりました。2月も残り少なくなってきましたが、何とか今シーズン中に完遂したいところです。
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