先日、ソニーストア名古屋にバースデープレゼントを受け取りに出掛けたわけですが、もちろん、ただスプーンやフォークをもらって帰ってきたわけではありません。展示されているいろいろなソニーの製品を直に見て、触れることができるのが、ここを訪れるいちばんの楽しみです。むしろバースデープレゼントはきっかけや言い訳に過ぎないわけでして…。
とはいえ、実は、今回いちばん気になっていたのはソニーの製品ではなかったりします。ソニーさん、スミマセン(汗)。


昨年「いいハコなんだけどなぁ。」と紹介したVAIO(株)のVAIO SX14-Rとは、今回が初対面となりました。もともとVAIOがソニーのパソコンのブランドだったことを、そろそろ忘れている人が出てきそうですが、事業を切り離してから後も、現在までソニーストアではVAIOを扱っています。
Webサイトで画像をチェックするだけでも、VAIOの最上級機として気合いを入れて作られていることは伝わってきましたが、実際に触れてみると、改めてモノとしての上質感がわかります。アルマイト処理のパームレストにちょっと手垢が目立つのは難点ですが、それも愛着を生む要素ではあります。
SX14-Rのイメージカラーであるディープエメラルドは、写真に映っているよりもずっと鮮やかな緑色で、Webサイトの写真の方が印象としては近いです。これは、持っているとイイ意味で目立ちますね。
総じて、持っているとドヤ顔で自慢してしまいそうになるハコだなぁ…とは感じるのですが、お値段も相当高級品であるだけでなく、今Meteor Lake搭載機を新品で買いに行くのは、ちょっと考えられません。何とも、惜しいなぁ…次期モデルまで待てる気もしないし。
ソニーストア名古屋から南に歩いて約10分、松坂屋名古屋店の中にはヨドバシカメラが入っています。せっかく名古屋のど真ん中まで来たのですから、ここでもうひとつ是非見ておきたいモノがありました。

ヨドバシカメラのパソコン売り場には、ThinkPadの実物展示があります。現在私が住んでいる浜松市内には、ThinkPadを展示・販売している店舗はありません。…というよりも、そもそもThinkPadの新品は、直販のネットストアから買うのが基本の商品になっています。ここに並べられている商品も、ストアというよりショーケースとしての位置づけですよね。
販路を絞り込んでいることも、レノボやHP、Dellなどグローバルメーカーの商品がより安価に提供できる要素の一つです。それでも、これから買おうと考えている商品はやはり実際に見て、触れておきたいものです。そんな当たり前のことに、なかなか苦労させられる時代になっています。

もちろん、半年以上前から気になっているThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionの展示はありました。筐体のさらりとした手触り、快適なキータッチ、OLEDの鮮やかでありながら映り込みを抑えた14型大画面など、レノボのモバイルノートPCの最高峰に君臨するモデルとしての存在感は十分です。そして、持ち上げれば軽さも実感できます。

ThinkPad X13 Gen 5の展示もありました。気になっているGen 6の先代モデルです。13.3型の画面は、数字以上にX1 Carbonの14.0型よりも小さいと感じます。モノとしての作りは十分しっかりしていると思うのですが、それでもX1 Carbonが隣にあると、一段落ちるなぁ…という格差を随所に感じ取ることができます。両者の直販価格にはずいぶん差がありますが、相応の理由はあるのでしょう。
見比べると、X1 Carbonってやっぱりイイなぁ…と思うわけですが、一方で、他社の同様のスペックを持つ製品よりも大幅に高価なアレを買う意義って何なのだろう?と考えてしまいます。さすがにレッツノートほどの理不尽さは感じませんが、ThinkPadの光るロゴに何万円払えるのか?というあたりが、この後何を購入するかの決め手になりそうです。あとは、堂々と蓋を開けられるところにどのくらいの価値を見いだすか…あたりでしょうか。
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