スマートウォッチ・TicWatch Proを使っています。先日、たまたまAmazon.co.jpで購入履歴を確認したいモノがあったので調べていたところ、この商品が2018年10月1日に注文されていたのを発見。実に使い始めてから4年目に突入していることになります。

コロナ禍以降、外にランニングに出掛けることはずいぶん減ってしまったのですが、それでも日々の通勤などでそれなりに歩いているので、TicWatch Proにより運動の状況は記録され続けています。記録して、可視化するだけでも体調管理には実に有益です。ハードなトレーニングやダイエットに取り組まずとも、健康に関心がある方は、まずそこから始めることをオススメします。

TicWatch Proの大きな特徴のひとつである、白黒液晶画面を活用した超省電力モードは、実はあまり活用されていません。というのも、液晶画面にはバックライトがないので、よっぽど明るい場所ではない限り、AMOLEDの画面を点灯させざるを得ないんですよね。外に走りに行くのも、暗い夜や早朝が多かったですし…。結果的に、バッテリーの持ちは2日そこそこです。

当然、充電回数が嵩んでくるわけですが、それでもあまりバッテリーが劣化していないように感じるのは驚きです。レッツノート・CF-SV8でも、3年近く使ったバッテリーがまだ9割弱生きているのに驚いていますが、TicWatch Proのバッテリーも、劣化を明確に体感できるレベルには達していません。電池の管理技術が進歩したのでしょうね。使用状況によっては、朝から晩まで使っても半分くらいバッテリーが残ります。さすがに、まる2日持つかどうかは不安なので、毎晩充電することになるわけですが。


充電台の上に載せてみるわけですが…

しかし、充電に関してはこのところ不安も出てきています。というのも、充電台に載せておいても充電できないことが増えているのです。ときには、ひと晩充電台に載せている間にバッテリーが完全に空っぽになってしまい、翌朝には使い物にならない…ということもあります。

マグネットのおかげで電極の位置は合う…のだが

この充電台、1 Aを超える電流が流れると焼き切れてしまう…というとんでもない仕様なのは以前にも紹介したのですが、接続の構造としては、充電器側の4本のピンでウォッチ側の4個の接点に接続する形。磁石でくっつけることで、簡単に位置合わせができます。

ウォッチ側の電極には傷が

よく見てみると、ウォッチ側の電極に凹みができているのがわかります。ピンの同じ場所が当たり続けることになるので、どうしても傷んでしまうのでしょうね。これでは、接触不良になるのもわかる気がします。

TicWatch Proの前に使っていたMoto 360 Sportの充電器は無接点式でした。スマートウォッチの電池は小さく、大電流での高速充電を考える必要はありませんし、高度な防水・防塵機能が求められることを考えても、電気的接点はない方が有利です。無接点式の方が望ましいと思います。


さすがに3年も経つと、スマートウォッチの世界にもそれなりに変革が起こってきています。Apple Watchと比べるとどうにも地味に思えたWear OS by Googleの世界には、この春大きな動きがありました。Wear OS 3の発表です。サムスンがスマートウォッチ用に使っているTizen OSと統合されて、より高いパフォーマンス、長いバッテリーライフを実現するのだとか。おそらく、実態としては省電力のTizenシステムの上にWear OSのAPIが被せられた感じなのでしょうね。アプリが動いてさえくれれば、中身は何でも良いわけです。そこがOSの仕事。

このWear OS 3が発表されてから半年も経たずに、コレを搭載して最初に世に出てきたスマートウォッチがGalaxy Watch 4。もちろん、このスピード感はサムスン謹製の製品だからこそ可能な技…ということなのでしょう。スマートウォッチとしては初めて、体内の電気インピーダンスを計測して水分量や体脂肪率などが測れるセンサーを搭載しているのだそうです。

もちろんそれは面白そうなのですが、実は最新の「5 nmプロセス」で作られたプロセッサーが搭載されているところも結構重要なポイント。これまでのWear OSデバイスに使われていたSnapdragon Wearシリーズは、製造技術としては相当古い世代のプロセッサーチップでしたからね。実際のところ、パフォーマンスやバッテリーライフはこの新プロセッサーのおかげで稼げているだけなのでは?というな気もします。

充電器が無接点式であるところもイイですね。今一番気になるスマートウォッチです。ただ、「新しいGalaxy Watchにはなったが、Wear OSらしさはあまりない」とのレビューが見られるのは不安要素です。製品紹介には「Wear OS Powered by Samsung」とサムスンが前面に出た表現がされていますし、これまでと同じようには使えないのかも知れません。

TicWatch Proの後継としては、現在はTicWatch Pro 3 Ultraという製品が出ています。こちらは、ハードウェア面ではそれほど変わっていないのですが、心拍の解析ソフトウェアにかなり工夫が凝らされたようです。また、コロナ禍で話題の血中酸素飽和度が測れるようになっています。白黒液晶にバックライトが装備されたのは、地味ながらも効く改善要素ですね。

いずれWear OS 3へのアップデートは行われるようですが、来年以降の見込み。OSの世代としては、サムスン以外のメーカーは二周くらい周回遅れにされそうです。そもそも、ハードウェア自体に目新しさを感じられません。他社も含めて、Wear OSスマートウォッチはまだ当分の間Apple Watchの後塵を拝し続けそうです。

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