先月、ついに外壁の再塗装を行うことを決めた我が家。10月も半ばを過ぎた頃から作業が入り始めたわけですが、月末にはお願いした分はほぼ出来上がっていました。掲示してあった工期どおりです。

足場の幕越しにでも、2階部分の壁が真っ白に塗り替えられているのがハッキリわかります。完成予想図は一応先に作ってみてはいるわけですが、実物の色が変わっているのを目の当たりにすると、やはりインパクトがあります。

色を選ぶときには、色見本帳でアイボリー系の色を選んだわけですが、実際に塗ってみると色見本よりも真っ白に近い仕上がりのように見えます。緑色系の縁取りも、やはり色見本よりもやや淡い色調で仕上がったような印象を受けます。
完成予想図を作るときには、色見本に記載された日本塗料工業会(日塗工)の色番号で、外壁は「22-90B」、縁取りは「35-80D」のようにGeminiに指示したのですが…。まあ、画面の色と実物の色はどうしても合いませんから、完成予想図としては、あれで上出来でしょう。ちなみに、色番号の文字の背景の色は日塗工の「ペイントカラー検索システム」で参考に表示されるRGB値なのですが、これを「sRGB100%」色域のThinkPad X13 Gen 6のディスプレイで見ると、色見本よりもやや暗く見えます。色の再現は、ホントに難しいです。

軒天は、元の色に近いオーク色のシッケンズで塗装してもらっています。しかし、3回塗りしてもらったのですが、なお色ムラが気になってしまう箇所が散見されます。何しろ10年以上放りっぱなしでしたから、被膜を作るとはいえ基本的には浸透型のシッケンズでは、劣化具合の差を隠しきれないところなのかも知れません。

破風板は塗装するのではなく、ガルバリウム鋼板を当てる、いわゆる「板金巻き」を施工していただきました。耐久性は段違い。これで、今後は実質的に再塗装のことは考える必要がなくなります。現在では、BESSのログハウスでも最初から板金巻きで施工されることが多いようですね。
板金の色は、元の塗装色よりも濃いめのブラウンになりました。白い外壁とのコントラストが映えるのを期待した選択です。

先に「2階部分が真っ白に」とお伝えしましたが、南側のドーマー部分もキレイに塗装されています。ただ、ここは自分で屋根に登れば塗れるので、契約するときにはあえて施工範囲から外してコストダウンを図ったのですが…。
現場監督に確認してみたところ、「ここだけ残すと、さすがに見栄えが悪すぎるので、サービスで塗装させてもらいました」とのこと。誤って施工範囲に含まれて積算されていたわけではないようなので、ココはお言葉に甘えさせてもらいましょう。



11月5日に足場が解体されて、翌朝には「半分白い」我が家の全貌が露わになりました。日差しを受けると反射が眩しいですね。
1階部分と離れはまだ緑色のままなので、見事にツートンカラーの状態になっています。この配色も意外にアリかも?と思ってしまいましたが、いずれにしてもワタシが自分で塗り直す必要があります。まあ、当初の予定どおり、1階部分も白く塗るつもりでいます。これから頑張らなくては。
母屋と離れを塗り終わったら、倉庫の方も塗装しなくてはなりませんね。改めて写真などで見ても、かなり剥げが気になります。こちらも白く塗り替えてしまうか、それともこれまで通りのウォールナット系にするか?は、ちょっと悩ましいところです。まあ、その時になったら考えましょう。

ところで、今回現地確認の結果を受けて塗料を当初の契約内容から変更したわけですが、これに伴いひとつ気になっていることがあります。今回使われた塗料は、「エスケー一液NADウレタン」というモノだそうです。その名のとおり、建築向けの塗料としてはメジャーなエスケー化研が販売するウレタン系の塗料で、木材保護の性能面ではそれほど不安は持っていません。
問題なのは、当初予定のシッケンズと比べると相当安く上がったのでは?ということ。ネットで販売されている価格を同じ15kg缶で比べると、半額以下になっています。もちろん、個人購入と企業の一括調達で同じはずはないのですが、それでも相応の価格差があるはずです。ひと缶で塗れる面積もそれほど変わらないようなので、最終的に塗料代は半額以下で収まっているのではないでしょうか。
かなり早い段階で、「安く済んだ分、何とかなりませんか?」と交渉を始めています。とはいえ、既に足場を外してしまったので、塗装面積を増やすことは難しいでしょう。あとは契約額を減額するか、1階を塗る分の塗料を支給していただくか…あたりが実現すると、私としてはウレシイのですが、どうなることやら。
それとも、離れの破風を板金巻きしてもらうとか…これはさすがに厚かましすぎるでしょうね。シンプルな形状なので、DIYで板金巻きってできないのかしら?と思ったりもします。

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