有終の美

昨日甲子園球場で行われた、プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ、阪神タイガース対広島東洋カープの一戦。昨日お伝えしたとおり、この試合はカープが制してファイナルステージに駒を進めたわけですが、敗退が決まったタイガースのファンたちにとっても、大いに盛り上がる場面がありました。
7-2の5点差で迎えた9回裏、2死1塁。代打に出てきたのは、今季限りで現役引退を発表している桧山進次郎選手でした。彼の一振りは、右翼ポール際に飛び込む芸術的な2点本塁打。リーグ戦ではホームランは1本もなかった「代打の神様」が、土壇場で意地を見せました。
残念ながらタイガースは試合に敗れ、結果的にこのホームランが彼の現役最後の打席となりました。「有終の美」と言えばカッコいいのかも知れませんが、日本一を目指して戦ってきたチームにとっても、彼自身にとっても、この打席は最後にしたくなかったはずです。悔しさは残ってしまったのではないでしょうか。


有終の美といえば、横浜DeNAベイスターズの小池正晃選手は、8日の「引退試合」で4打数3安打3打点、ホームラン2発という大活躍だったそうです。何としても次につなぎたかった桧山選手の意地にも脱帽なんですが、「これが最後」と決めた舞台で結果を残す集中力も大したものです。そんなに活躍できるなら、引退しなければ良いのに(笑)…と思ったりもしますが、それぞれの決める潮時ですからね。こればかりは仕方ありません。
今年は、球界最年長野手となっていた中日ドラゴンズの山崎武司選手もユニホームを脱ぎます。桧山選手も山崎選手の1学年下の44歳。昔と比べると、長い間プロを続ける人がどんどん増えていますね。どのタイミングで引退するのかは、いろいろな考え方があるのでしょうけど、クビになるのではなく、納得して自ら辞められるのが一番幸せなのだと思います。「お疲れ様」と声をかけたいですね。
そして、球界最年長選手である山本昌投手のプロ生活は来年も続行されるようです。どこまで私たちはこの伝説に立ち会うことができるのでしょうか。楽しみはまだまだ続きます。

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