「高速」のリスク

今年の夏に発売される…と発表されたWindows 10。そのあまりにも攻撃的なスケジュール設定への不安を記事にしたところですが、PC Watchの記事によると、実際にメーカー等に伝わってきている話は、私の想像を大きく超えているようです。

7月に製品版(RTM)が出来上がる予定だそうですが、そこからすぐにアップグレード版がネット上で提供開始。さらに、プリインストールされた製品も、準備ができ次第、各社から順次出てくるのだそうです。従来は、RTMから数ヶ月後に各社から一斉デビュー…という流れだったので、今夏発売は「無謀な日程」だと思ったんですが、これならまだ何とかなりそうです。

ここまで攻撃的にスケジュールを前倒ししてきているのは、それだけMicrosoft社が現状を危機的に捉えていること、そしてWindows 10の出来栄えに十分自信を持っていることを示しているのだと思います。

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こだわりと思い切り

もうかなり前の話になりますが、3月9日(日本時間では10日の未明)に、Apple社の新製品発表会が開かれました。この日は、以前から話題になっていたApple Watchが発表されるはず…ということで、私も気にしていました。もっとも、気にしていた理由自体はちょっと屈折していたわけですが。

予想通り登場したApple Watchは、各方面に大きな波紋を投げかけました。ハードウェアやソフトウェアについては、かなり以前からいろいろと公式に発表があり、基本的には想定の範囲内だったわけですが、最大の衝撃だったのはやっぱり価格設定でしょう。いくら何でも、スマートウォッチに最高で約200万円の値札が付けられるとは思いませんでした。

もっとも、時計の世界ではもっととんでもない価格設定の商品がいくらでも存在するわけで、この価格もApple Watchを「時計」として見てほしい…というメッセージの一つなのでしょう。Webサイト上でのApple Watchの商品説明で、時刻の正確さについて大きなスペースを割いて解説しているのも、同様のメッセージなのだと思います。しかし、何十年も使い続ける相棒になり得る腕時計ならともかく、確実に数年で陳腐化するこの手のデバイスにそんな大枚をはたく人がどこにいるんでしょうか?…まあ、そもそも数百万円の腕時計だって、一般的な金銭感覚の人が買うモノではありませんが。

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