デリカの次 (2)

8年間乗り続けたデリカD:5から、乗り換えを考え始めた今日この頃なんですが、そんな中でひとつ重要なポイントだと考えていたのが、2010年以来となる日産セレナのフルモデルチェンジ。去る8月24日から発売開始となりました。

新型セレナの最大のアピールポイントとなっていたのが、「ミニバン初の同一車線自動運転技術」として発表された「プロパイロット」。高速道路などでは、基本的にはステアリングハンドルに軽く手を添えているだけで、アクセル、ブレーキ、ハンドルの各操作を自動的に制御します。

前のクルマとの車間距離に応じて自動で速度を制御したり、車線からのはみ出しを防止するようにステアリング操作を行ったり、衝突しそうになる前にブレーキを掛けて減速・停車したり…と、個々の技術は既に多くの市販車に投入されています。しかし、プロパイロットは、これらをきちんと常時連携させ、それを300万円を切る価格帯で、大量に売れるミニバンに装備できるようにしたところが画期的と言えそうです。

車間の制御を、渋滞にハマったときのノロノロ運転から停車、再発進まで、きっちりこなすのがポイントだとか。確かに、これが出来ないことには、高速道路に限定したとしても「自動運転」を名乗るのには無理があります。


デビューしてからのここ2週間ほどで、試乗車と思われる新型セレナとは何台もすれ違いました。やっぱり、気になっていた方はたくさんいらっしゃったようです。もっとも、高速道路のような流れの良い幹線道路でなくては真価が発揮できないプロパイロットを、ディーラーのご近所まわりの試乗程度で確認できるとは、私にはとても思えないんですが。

それ以前に、発売の1ヶ月以上前の段階で予約受付が始まり、しかも大量に予約が集まっているというのは、実物に触れてみなくては怖くて買えない!という私にとっては、とても理解できない行動です。特に、一般人の買い物としては、自動車は家の次に高価だと言っても過言ではないわけで…度胸あるなぁ(驚)。

その新型セレナなんですが、いきなり不具合が判明して、現在出荷停止中です。アイドリングストップ機構でクルマが自動的にエンジンを止めた後、再始動できない事例が見つかったのだとか。せっかく大々的に売り出そうというのに、目玉とはあまり関係ない問題でつまずいてしまったのは、なんとももったいないところです。まあ、予約をたっぷり抱えているはずなので、売上にはあまり影響が出ないのでしょうけど。


プロパイロットは確かにスゴいなぁ…と思いますし、そこそこ高速道路も利用する私にとっては、楽をさせてもらえるのは魅力的ではあるわけですが、そのほかの部分を見ると、新型セレナは思ったよりも代わり映えしないように見えます。より多彩になったシートアレンジ、リヤゲートのガラス部分だけが開く「デュアルバックドア」など、改良点が見えないわけではないんですが、ステップワゴンの「わくわくゲート」のような驚きは感じられません。

基本的にプラットフォーム(車台)は先代と共通だそうなので、劇的に変わっていないのは当然とも言えます。プロパイロットの実用化に集中したかったので、あえて他の部分は大きくいじらなかったのかも知れません。

とはいえ、ステップワゴンやトヨタミニバン三兄弟(ノア、ヴォクシー、エスクァイア)とは異なり、キャビンの低床化が行われなかったことは残念でした。もっとも、床が高いことは視点が高く見晴らしが良いことにもつながりますし、床が低ければ低いほど良いわけでもないのですが、少なくとも我が家のニーズとはあまり合致しません。

3列目シートの平凡な収納法もこれまた残念。低めの位置で跳ね上げるセレナは、後方の視界を遮らないことをアピールポイントとしていますが、3列目をたたんだ状態で荷物を大量に積み込みたい我が家の場合、これは結構邪魔に感じる位置です。3列目シートを跳ね上げると左右のウィンドウにはまり込んでしまうトヨタ三兄弟の方がまだ魅力的。しかし、完全に床下に潜り込んでしまう、ステップワゴンの「マジックシート」にはかないません。

…となると、我が家にぴったりの答えはほとんど決まったかな?とも思うわけですが、続きはまた回を改めて。

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