高速道路が楽になる

金曜日・11日は、妻の店が静岡市のグランシップで開催された「ふじさんっこ応援フェスタ」に出店したので、これのお手伝いに行ってきました。妻の店は、自宅離れでの通常営業の他にもいろいろなイベントに出かけて出店していますが、静岡市行きはこれまででいちばんの遠征になります。

前日の10日も、搬入作業のために、妻と商品を載せて静岡市までクルマで往復しました。都合1日半、職場にはお休みをいただくことになりましたが、休ませてくれる職場はありがたいなぁ…と思います。まあ、優秀なスタッフ揃いなので、私ひとり抜けたくらいなら、問題なく仕事は回ってしまうのでしょうけど。

…というのはともかく、2日間で静岡までクルマで2往復することになったわけですが、このくらいの距離の移動になれば、もちろん高速道路を使っての移動となります。先月購入したばかりのステップワゴンスパーダにとっては、これが初の高速道路での走行となりました。


ステップワゴンスパーダに限らず、最近のホンダ車のウリのひとつが、各種センサーからの情報に基づいた車両制御で、安全な走行を支援する一連の機能であるHonda SENSINGですが、この中には、高速道路でのドライバーの心身に掛かる負荷を軽減するための機能も含まれています。高速道路での運転を助けてくれるのは、主にACC(Adaptive Cruise Control ; 車間制御付きクルーズコントロール)とLKAS(Lane Keep Assist System ; 車線維持支援システム)の2つのシステムになります。もちろん衝突軽減ブレーキなども常に周辺を監視しているんですけどね。

ACCは、従来からある、アクセルやブレーキを制御して一定速度で走行する仕組みであるクルーズコントロールに、前を走るクルマとの車間距離を感知して、あらかじめ設定した距離を維持するように車速を制御する機能を追加したものです。ステップワゴンに装備されるHonda SENSINGの場合には、ミリ波レーダー(波長1mm前後の電波を飛ばして、反射波を受け取ります)を用いて距離を計測します。

LKASは、車載のカメラが撮影する画像から車線表示の白線等を感知して、クルマが車線の真ん中を走るようにステアリングを制御します。とはいえ、ハンドルから手を離しても真っ直ぐ走る…ということではなく、あくまでもドライバーの操作をお手伝いするスタンスで、軽くステアリングを戻すような感覚で制御しているのだそうです。


ACC・LKAS関係のスイッチはハンドル右側に

ACCとLKAS関係の操作スイッチは、ハンドル右側の部分に集中して設けられています。上の「MAIN」を押すと両機能がONになりますが、LKASについてはいちばん下のボタンでON/OFFの切り替えも出来ます。真ん中の円いボタンはACC関連の設定ボタンになっていて、速度設定、車間距離を変更できます。基本的にボタン1個にはひとつの機能を割り当てて、手探りでも操作できるようになっています。

ACC&LKAS作動中

機能の動作中は、メーターパネル右上に「ACC」「LKAS」の緑色のランプが点灯する他、左側の画面上に両機能の動作状態が表示されます。ACCは、前に走っているクルマがいない状態では、通常のクルーズコントロールと同様に、設定した速度を維持して走ります。

前のクルマを感知して速度が下がります

前を走るクルマを感知すると、あらかじめ設定した車間距離を維持するように、自動的に減速されます。基本的にはアクセルを緩めて、自然に速度が落ちるのを待っていますが、前との速度差が大きい場合や、横から車が割り込んできた場合は、ブレーキも使って減速します。前のクルマがいなくなれば、また徐々に加速して設定した速度に戻ります。

クルーズコントロールはデリカD:5にも装備されていましたから、ACCの挙動自体には特に違和感はありません。前を走るクルマに合わせたアクセルやブレーキの操作が基本的には要らない分、走るのはさらに楽になっています。

ただし、前にクルマが近づいているときは要注意。結果的に速度調節を前のクルマに預けている形になってしまいますから、前のクルマがぎくしゃくした動きをしていると、とばっちりを受けてこちらの乗り心地にまで影響を与えます。状況を見ながら、早めに車線変更するなどの対策が必要ですね。ウインカーを点灯させると、自動的にLKASの制御が解除されるので、妙にハンドルを取られることもありません。


一方のLKASなんですが、実は、初めて乗ったときには、これまでよりもハンドルを握る手と肩が疲れて、カチコチになってしまいました。限定的、補助的とはいえ、「クルマがハンドルを回す」というのは、思っていた以上に緊張感があります。しかも、時速60km以上の高速で突っ走っている状態ですからね。

ハンドルを回す力自体は、それほど強くありません。意識していないと、それとは気がつかないくらいです。高速道路ではない一般の自動車専用道路でも、時速60km以上ならLKASは作動できますが、このときにやや急なカーブを回っていくと、ようやく「くいっ」とハンドルが回るのがわかるようになります。高速道路のカーブが緩くて、そもそもハッキリわかるほどハンドルが回らない…ということなのでしょう。

しかし、クルマにハンドルを回させるのではなく、運転しているのはあくまでも自分なんだ!という意識でハンドルを握れば、「これまでよりもわずかな力でハンドルが回る」という感覚になり、実感できるくらい楽になります。今どきのクルマは、基本的にはパワーステアリングになっているとはいえ、ハンドルを回すこと自体にも意外に力を使っているんですね。

最終的には、LKASを使った高速道路の走行も、さらに楽に感じられるようになっていくのではないかな?と思っています。あとは慣れの問題でしょうか。


余談ですが、先ほどのメーターパネル写真を見ていただけるとわかるとおり、高速道路を走ると燃費は1リッターあたり16kmくらいまで伸びてきます。カタログによると、SPADA・Cool Spirit Honda SENSINGのFF車では、JC08モード燃費は15.4km/Lと記載されていますから、これを上回っていることになります。これまでのクルマでは、カタログ値を超えることなんてまずありませんでしたからね。正直ビックリしました。

もっとも、高速道路は燃費計測を考えればかなりの好条件ですから、実験室内とはいえこまめに加減速を繰り返すJC08モードの値を上回ることも、あり得なくはありません。それ以前のクルマのカタログ燃費と比べれば、かなり現実的な測り方になっているんですね。まあ、デリカD:5に関しては、そもそもカタログの燃費が正しかったかどうかの問題が(以下自主規制)。

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