マイナポイントを予約する

5月の大型連休明けに、国の特別定額給付金のオンライン申請を話題にしたことを覚えていらっしゃるでしょうか。このときには、マイナンバーカードが電子的に読み取れる仕組みが手元に必要になるものの、申請は郵送よりも早く済ませられるので、できる方はやってみては?と書いたところです。

しかし、その後、このオンライン申請のシステムは入力内容のチェック(世帯構成員の名前とか)が全然自動化されていなかったり、同じカードからの多重申請ができてしまったり…と、とんでもない作りになっていることが明るみに出ています。役所の方々も、オンライン申請で出てきたもののチェックの方が、郵送よりずっとタイヘンだったはずです。かなり控えめではあるものの、一応全国に向けてオススメしてしまった人間のひとりとして、反省しているところです。

その特別定額給付金のオンライン申請では、マイナンバーカードが必要になっていることが高いハードルになっていたわけですが、そのマイナンバーカードを使って、おサイフにちょっと嬉しいキャンペーンが間もなく始まります。「マイナポイント」ですね。


マイナポイントとは、マイナンバーカードを持っている人がキャッシュレス決済のサービスを利用すると、利用額最大20,000円分に対して5,000円分(25%)のポイントが還元される…というもの。厳密に言うと「マイナポイント」というポイントシステムがあるわけではなく、利用したキャッシュレス決済が提供するポイントで還元される仕組みになっています。

対象となるキャッシュレス決済のサービスは、マイナポイントのWebサイトから確認できるようになっていますが、クレジットカード、ICカード式の電子マネー、QRコード決済、さらにはデビットカードと、大抵のスタイルのモノが使えるようになっています。

例えば、PayPay残高に20,000円チャージすればPayPayボーナスで5,000ポイントが戻ってくる…という形になります。PayPayはよく使っているので、私はこのパターンで行こうかな?と思っているところです。


マイナポイントを受け取るためには、マイナンバーカードを持っているだけではダメ。まずは、マイナポイントを「予約する」という作業が必要となります。これは、もう少し具体的に言うと、専用のWebサイトやスマートフォンアプリでマイナンバーカードを使って認証し、「マイキーID」というものを登録する作業になります。

Google Chromeだと環境チェックでエラー

私のようにPC+カードリーダーの組み合わせで認証するためには、専用のアプリをインストールする必要がありますが、これは特別定額給付金のときに使った「マイナポータルAP」とは全く別で、入れ直さなくてはなりません。しかも、このアプリが「Internet Explorer(IE)でないと使えない」という、今どきあり得ないような仕様。Chrome等のほかのWebブラウザーだと、インストール後でも動作環境チェックを通りません。

旧Edgeならメニューから一発でIEを開けます

Chromiumベースになる以前の旧Microsoft Edgeの場合は、メニューから「Internet Explorerで開く」を選択すると、同じページをIEで開けるようになっています。Chromium Edgeの場合はこの機能はないので、検索で「Internet Explorer」と打ち込んでアプリを探し、開き直すしかなさそうです。

マイナンバーカードがカードリーダーから読み取れれば、あとは電子証明書用の暗証番号4ケタを打ち込めば設定完了。英数字を組み合わせた「マイキーID」が割り当てられます。これで作業は完了です。カードが読めてしまえば、後は簡単なのですが…。


マイキープラットフォーム

マイキーIDが登録されると、その後の状況確認、今後のキャッシュレス決済サービスとのヒモ付け等は、「マイキープラットフォーム」というWebページ上で行うことになるようです。しかし、これもマイナンバーカードを使ってログインするので、IEでなくては使えません。これは何とも使いにくいです。総務省は本気でこのサービス、ひいてはマイナンバーカードを普及させるつもりがあるのでしょうか?疑念しか起きません。

ちなみに、特別定額給付金のときと同じように、スマホをカードリーダーとして認証や登録手続きを行うこともできます。しかし、このときに使うアプリもやっぱり特別定額給付金とは別。iPhone 7以降をお持ちの場合がいちばん楽で、これならオススメしてもよいかも…という状況も同じのようです。

マイナポイントのキャンペーン自体は、7月から始まる予定のようですが、そのときになってマイナンバーカードの発行から手続きを始めようとすると、相当な混乱・混雑の中に巻き込まれることが想定されます。早めに動いた方がよいでしょう。もっとも、今すぐ始めても都市部ではちょっと手遅れかも知れませんが…。

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