私の新しいスマートフォン・AQUOS sense7商品紹介ページを見ると、「Hi-Res Audio」と書かれた金色のロゴが表示されているのに気付きます。いわゆるハイレゾ・オーディオ対応の印ですね。ワイヤレスのハイレゾ機器対応を示す「Hi-Res Audio WIRELESS」、ハイレゾ対応のコーデックであるLDACのロゴも並んで表示されています。

既に「Hi-Res Audio WIRELESS」対応の完全ワイヤレスイヤホン・WF-1000XM4を持っている私にとって、これらのロゴはAQUOS sense7を選ぶ上での心強い助けになりました。Amazon Music Unlimitedで聞いているUltra HDのハイレゾ音源を、よりポテンシャルを生かす形で聞くことができるはずです。


巷では何気なしに「ハイレゾ」という言葉が飛び交い、何だかわからないけどイイ音らしいぞ?程度の認識でいることも多いような気がします。以前にもご紹介していますが、ハイレゾはそもそも「High Resolution(高解像度)」を日本的にカナ2文字+2文字に短縮した言葉で、ここでは音声をデジタルデータとして従来のCD(サンプリング周波数 44.1 kHz・量子化ビット数 16 bit)よりもきめ細かく記録すること、あるいは記録された音源自体を指します。

Amazon Musicアプリで再生中に「ULTRA HD」と書かれたバッジをタップすると、その楽曲がどんなフォーマットで配信され、どう処理されているかの詳細を見ることができます。Ultra HD音質の音源で確認してみると、同じ「ハイレゾ」でもその中身はかなりバラエティに富んでいます。

サンプリング周波数は、CDと同じ44.1 kHzから最大の192 kHzまで様々で、48 kHzと96 kHzのものが多いようです。192 kHzで配信されている楽曲はかなり限られていますが、そもそもマスター音源がそのレベルで記録されていることが少ないでしょうから、仕方ない気はします。

一方で、量子化ビット数についてはどの曲でも24 bitになっています。44.1 kHz・24 bitならJEITAの定義では立派なハイレゾですが、数字で見るとギリギリクリアしているだけのように見えてしまいます。しかし、聴いてみるとこれが結構侮れないのです。このレベルでも、音源の周りの「空気感」がCD音源やCDレベルのロスレス圧縮で記録したHD音源とは異なって感じられます。


サンプリング周波数は、音の大きさをどのくらいの時間間隔で記録しているか?という細かさを決めるものです。これが高くなるほど、記録できる音の周波数の最大値も高くなります。

理論的にはサンプリング周波数の2分の1の周波数の音まで記録できるわけですが、人間の耳の可聴域は上限で約20 kHzまで…と言われているところで、44.1 kHzより上げても人間には差が聞き取れないのでは?という議論はあります。もちろん、20 kHzを超える矩形波の音を聴かせるための技術ではないわけで、よりきめ細かい時間的な動きを記録できることには、それなりに意味はあるのではないかな?と私は思います。

一方、量子化ビット数は、音の大きさを何段階で記録するか?という細かさを決めるものです。16 bitなら2の16乗=65,536段階に分割しています。24 bitなら2の24乗=16,777,216段階。16 bitの256倍きめ細かくなっているわけですから、音の大小のメリハリをより繊細に、あるいは大胆に表現できます。

最大の音と最小の音の差を示す「ダイナミックレンジ」という指標があります。16 bitリニア(線形)記録のデジタル音源は理論的には約96 dB(でしべる)のダイナミックレンジを表現できるのだそうですが、一方で人間が聞き分けられる音圧差(人間の耳のダイナミックレンジ、とも言えますね)は約120 dBなのだそうで、16 bitではまだその域には達していない…と言えます。

これが、24 bitリニアになると約144 dBに広がるので、人間の能力を超えてくることになります。Amazon Music UnlimitedのUltra HD音源が、まずは24 bitであることを優先しているのは、同じようにデータを増やすのなら、サンプリング周波数を上げるよりは量子化ビット数を24 bitにする方が「ハイレゾになった」と体感しやすく、満足度が上がると判断しているからでしょう。

サンプリング周波数については、実際にいろいろなUltra HD音源を聴いてみると、48 kHzと96 kHzに差があるか?あたりで少々アヤシくなってきて、96 kHzと192 kHzの差はもはやどう違うのかがわからない…というレベル。再生しているWF-1000XM4の能力の限界もあるのかもしれませんが、よく巷で言われる「96 kHz・24 bit あたりからがハイレゾかな」という線引きは、「人間の認識力の限界を超えるか、超えないかの境界」という意味で妥当なところのような気がしています。


Amazon Music UnlimitedでUltra HD音源を聴くときに、ストリーミングで再生していると、出力は最高でも 24 bit・48 kHz に制限されてしまいます。先代のReno 3Aでも同じでしたから、おそらくこれはAmazon Musicのサービスとしてそういう仕様になっているのだと思います。

安定した高速通信が確保されていないことも想定される中で、音声がぶつ切りになるよりは、音質を下げてでも音が切れないように…という判断なのでしょう。それでも 24 bit・48 kHz は「ハイレゾとしての最低ライン」だから何とか維持しよう!ということではないかと思います。

あらかじめ端末にダウンロードしておけば、元データの持っている品質をできる限り維持して出力機器に送ってくれるようになっています。たまたまステーション等でダウンロード済の曲が選ばれたときには、ちゃんとダウンロードされたデータを使ってくれるようです。お気に入りの曲は、あらかじめダウンロードしておいた方がよいですね。



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