先日購入したモバイルバッテリー「SMARTCOBY Pro SLIM」の販売元であるCIOは、クラウドファンディングサイトのMakuakeで常時何かしらプロジェクトを走らせています。現在は2本が「応援購入」の募集中。同社のモバイルバッテリーと並ぶ2枚看板の1つ・USB充電器(ACアダプター)で、既に大ヒット商品となっているNovaPortシリーズの「進化版」を謳っています。
NovaPort TRIO II は、その名のとおり3口のUSBポートが付いた、最大67 Wの出力を持つ製品です。3つのポートが全てUSB PD対応のType-Cである「3C」と、1つがType-Aポートになっている「2C1A」の2モデルが用意されています。
NovaPort QUAD II は、こちらもその名のとおりで4口のUSBポートを装備しています。3つがUSB PD対応のType-C、残りの1つがType-Aという「3C1A」仕様で、最大出力はTRIO IIと同じ67 Wです。
どちらも、今申し込めば約4割引の「早割」価格で入手できるのですが、それ以上に魅力的に感じているのが、「充電器回収割」というものを用意していること。モバイルバッテリーの回収サービスと同様に、手持ちの充電器を返送することを条件にさらに高い割引率で入手可能です。最初の「超超早割」を超える半額近い割引で、しかも個数制限はありません。使わなくなる充電器を処分する代わりに引き取ってもらうと考えれば、コレは実に美味しいサービスとなります。
私なら、ノートPCの充電・給電用として購入したRAVPower RP-PC112あたりを送ることになるでしょうか。最大61 Wの単一ポート仕様であるRP-PC112とほぼ同サイズ、重量もせいぜい10 g程度多いだけの製品で、最大出力は67Wに向上し、さらに3~4ポート同時充電が可能になります。
ただ、応援購入するならどれを選べば良いのか?というところで、相当迷っています。TRIO II、QUAD II共に、複数のType-Cポートに接続した機器を認識して自動的に出力を最適に調整する、彼らが「Nova Intelligence」と呼ぶ機能を持っていますが、完全にフリーハンドというわけではなく、電力振り分けにはある程度定まった仕様があります。
3台以上を同時に接続したときに、ノートPC向けに45 Wを出力できるのはTRIO II 2C1Aのみ。他の2製品では30 W止まりになります。現在使っているレッツノート・CF-SV8はともかく、巷の多くのモバイルノートでは、使いながら充電するのは無理そうです。ただし、「使いながら充電」だと65 W程度を要求される製品も結構多いようで、そうなるとどちらにしてもPCをつなぐときは単独で…となり、どれを選んでも同じということになります。一方、シャットダウンして充電するのなら、30 W未満でもOKの製品が多いようなので、これまたどれを選んでも同じです。
仕様を見たところ、QUAD IIは、Type-Aポートを使わなければほぼTRIO II 3Cと同じ動作をするようで、Type-Aポートは3つめのType-Cポートと電力をシェアしているような感じに見えます。両者のサイズ差は高さ3 mm、重量差は8 g(開発中なので暫定値)と微々たるモノ。価格差も数百円ですから、これなら、TRIO II 3Cよりは完全上位互換のQUAD IIの方が良さそうなのですが、TRIO II 2C1AとQUAD IIのどちらにするのか?は、ちょっと迷うところです。
QUAD IIを選ぶ動機としては、実際に4つつなぐ機会があるのか?というポイントがあるわけですが、PCまたはNintendo Switch、スマートフォンまたはモバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ…のような組み合わせで、旅行先の宿で充電するような場面はあり得るでしょう。ただ、今のご時世、泊まりがけの旅行自体どのくらいあるのか?という話もあります。せいぜい、新幹線の中で2台同時に給電…くらいかも知れません。
TRIO IIシリーズの応援購入申込期限まではあと3日、QUAD IIの方はあと13日。ギリギリまで、どうするか迷うことにします。
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