昨年末に、部屋の物入れから箱を引っ張り出して、中身を整理しました。この箱には、これまでに購入したスマートフォンや様々なガジェット、パーツ類など、比較的小さな製品の化粧箱が多数突っ込んでありました。いずれ中古で売りたくなったときに…ということで保管しておくのですが、売る前に壊れたり、商品価値がなくなったりして、結局空箱のままで捨てられることも結構多いです。
そんな箱たちの、言わば2025年の棚卸しをしていたわけですが、その中に、中身が入ったままになっている箱をひとつ見つけました。

入っていたのは、SK hynix GOLD P31。レッツノート・CF-SV8に、「最初に換装した」M.2 SSDです。その後、改めてSAMSUNG 980 PROに載せ替えて現在に至るわけで、余っているのは当然ではあります。当初は、SAMSUNG 980 PROで何かトラブルがあったときのバックアップとしてしばらく手元に置いておき、後で売ればいいか…と思っていたのですが、そのまま埋もれてしまい、気が付けばもう2年以上放りっぱなし。すっかり、忘れていました。
眠らせておくのはもったいないですし、今さら売ってもそれほど利益にはなりそうにありません。せっかくなら再利用しよう!ということにしました。
再利用となれば、真っ先に思いつくのが外付けSSDとして使うことです。M.2 SSDを装着すると、外付けのストレージとして使えるようになるケースが、巷には数多く出ています。
SK hynix GOLD P31は、もともと低消費電力(=低発熱)に強みを持ち、こうした目的にはうってつけの製品。USBのバスパワーでも安定して動いてくれそうです。PCIe Gen3x4のインターフェースは、今となってはかなり古い世代に見えますが、それでも約3.5GB/sの速度が出せるので、USB 3.xでつなぐのなら十分な能力を持っています。Thunderbolt 4で接続しようとすると、ちょっと能力的に足りないかも知れません。まあ、まだケースが高価ですし、そこまでしようとは思いませんけどね。
SSD換装のために外付けケースは既に一つ持っているんですが、これは今後トラブルが発生したときの対処用に待機させておきたいところです。そこで、もう一つ新しいものを買うことにしました。





今回調達したのは、UGREENの「CM559」と型番が付いたケース。PCIe(NVMe)接続のM.2 SSDに対応し、USB 3.2 Gen2接続でホストと最大10 Gbpsのデータ転送が可能です。アルミ製の剛性が高い筐体とシリコン製の保護カバーで、持ち歩きにも不安はありません。
組み立て方は実に簡単。ネジ1本を外して蓋を開け、M.2 SSDを差し込んでゴム製のピンで留めます。分厚い熱伝導シートが1枚添付されてきますが、これをSSDの上に載せ、フィンが刻まれた蓋を閉じれば、熱伝導シートと蓋が密着し、そこからケース全体に熱が伝わる…という仕掛けになっています。読み書きするとそれなりに筐体が熱くなりますが、上手に放熱できている証しでもあります。手が触れられないほどではないので、問題は無さそうです。

使うときに気をつけたいのが、接続先のポートの仕様です。CF-SV8のUSB 3.0ポートや、ThinkPad X13 Gen 6 Intel本体のUSB Type-Aポート(USB 3.2 Gen 1)は、データ転送速度が最大5 Gbpsなので、CrystalDiskMarkで測ると、シーケンシャルアクセスが最大でも450 MB/s強に留まります。

Thunderbolt 3/4のポートに接続すれば、10 Gbpsのポテンシャルは完全に発揮され、1,000 MB/s超えの数値を叩き出します。

ThinkPad ユニバーサル Thunderbolt 4 ドックに装備されているUSBポートは全て、10 Gbps以上の通信に対応しているので、こちらに接続しても1,000 MB/s以上でアクセスが可能です。
それにしても、USBは接続端子の形状を同じにして利便性を向上させようとしたのがスタートのはずですが、中身の規格が複雑怪奇になってしまい、外見だけでは対応規格が全然わからない…と、かえって面倒になってしまいましたね。…まあ、我が家の場合は「付属ケーブルでType-Cにつなげばフルスピード」という形になるのでわかりやすいのですが。しかも、電力供給の規格(USB PD)はデータ通信とは独立して規定されているので、さらに混迷の度を増しています。
…と、それはともかく、こうして出来上がった1 TBの外付けSSD。実は、ちょうど欲しいと思っていたアイテムでもあります。その使い道については、また回を改めてご紹介しようと思います。

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