「ウイルスバスター」タグアーカイブ

Fall Creators Update

火曜日・10月17日から、Windows 10の最新バージョンとなる「バージョン1709」の一般公開が始まっています。基本的にWindows Updateで提供されますが、全世界の全ての端末に同時に配信するとMicrosoft社のサーバーがパンクしてしまいますから、順次タイミングをずらして提供が始められているようです。一刻でも早く最新版がほしい!というコアなユーザーは、「Windows 10更新アシスタント」を使って強制的にアップグレードすることもできます。

このバージョンは、一般には「Fall Creators Update」の名前で呼ばれます。「Creators」という名前が付いてはいますが、4月の「Creators Update」と同様、別にクリエイター専用というわけではなく、幅広く機能強化が行われています。 続きを読む Fall Creators Update

名前を変えてみると

我が家で使っているセキュリティ管理ソフト・ウイルスバスターが、新しいバージョンになりました。毎年、ちょうどこの時期になると翌年の数字を冠した新バージョンが登場します。毎年2月上旬に新バージョンが登場するジャストシステムの一太郎とよく似ていますね。ある意味、これも季節の風物詩です。

ウイルスバスター トレンドマイクロ・オンラインショップ

「ウイルスバスター2011」の名称の後ろには、「クラウド」という言葉がくっついています。もちろん、これは単なる雲(Cloud)の意味ではありません。近年よく使われるようになったキーワードの一つ、「クラウド・コンピューティング」から持ってきたものです。トレンドマイクロ社によると、クラウドの活用によって、ウイルスバスター2011は大幅に動作が軽快になったのだとか。真偽のほどは、これからしばらく使っているうちに明らかになってくるのでしょうけど、もし本当に安全性を確保した上で動作が速くなったのなら大歓迎です。 続きを読む 名前を変えてみると

自作機にもWindows 7 RC版を (2)

とりあえず紫緒PCにWindows 7 RC版をインストールした私。次は、もちろん私自身の自作タワーにインストールする番です。紫緒PCよりも新しい世代のパーツを集めて作られていますから、Windows 7の動作そのものには全く不安がありません。あとは入れるだけ…なんですが、せっかくですからちょっと試してみたいことがあります。

私の自作タワーは、現在Windows Vista SP1で動いていますから、Windows 7をアップグレードでインストールするという選択肢があります。現在使っている周辺機器のドライバやアプリケーションの設定もそのままに、Windows 7に移行できるわけです。ただ、移行したものが使えるのかどうかはまた別の話。このあたりの検証を目的に、今回はアップグレードインストールを試してみることにしました。

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とりあえずβテスト終了。

しばらくの間、レッツノート・CF-R4にWindows 7の公開β版をインストールして使っていたんですが、とりあえずβ版のテストは終了!ということにして、Windows XPをインストールし直しました。
最大の理由は、やはり動画を再生するとシステムがフリーズする問題。今のところ、修正版のビデオドライバ等はまだ公開されていないようです。あのときにも触れましたが、動画はいろいろなソフトウェアの中で「ちょっと我慢すれば済む」というレベル以上に活用されています。起こる不具合の深刻度も高いですし、日常的に使い続けるにはちょっと辛いかな、と判断しました。
あと、Windows 7を使っていて結構困ったのがウイルス対策ソフト。これまで使っていたウイルスバスター2009は、一見普通にインストールできたように見えたんですが、今までに見たことのないような警告メッセージが頻発するようになりました。トレンドマイクロからは正式に対応のアナウンスがなかったので、文句も言えないんですけどね。
Windows 7への対応を明言しているものの中に、一太郎のジャストシステムが取り扱っていることでも有名なカスペルスキーのアンチウイルスのβ版があったので、これをインストールして使っていました。しかし、こちらも結構警告の出る頻度が高く、ちょっとストレスを感じていました。
そして、もう一つストレスを溜める要因になったのがモバイルでのネットワーク環境でした。レッツノートを持ち出しての外出時には、主にウィルコムのAIR-EDGE回線を使ってインターネットにつなぐことになります。AIR-EDGEには、データを圧縮して体感速度を最大5倍に向上させるMEGA PLUSというサービスがあるんですが、これを利用するためのクライアントソフトがWindows 7では正常に動作しません。
Windows 7をインストールしてから、浜松に泊まりがけで行く用事があって、AIR-EDGEをかなり使い込むことになりました。数百kbpsという、速度差が明確に体感できるレベルでの差であるだけに、かなりストレスになります。これはちょっと見逃せませんでした。まあ、こちらもソフトウェアの問題なので、正式版のWindows 7が出てくるまでには何とかなるのでしょうね。

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Google AdSenseが弾かれる。

SSK Worldでも採用しているGoogle AdSenseの広告表示が、ここ数日間の間表示されなかった人たちがいるはずです。セキュリティ対策ソフトの超有名どころ・ウイルスバスターのURLフィルタで、AdSenseの広告がスパイウェアの疑いを掛けられて、ブロックされていました。私も個人的にウイルスバスターを使っていますから、「弾かれたな」とはすぐ気付きましたが、しばらく様子見をしていたところです。今日のセキュリティ判定データベースの更新で、元通りに全て表示される状態に戻ったようですね。

もともと、Web広告はこの手の疑惑と常に隣り合わせです。広告のクリック履歴を各ユーザーで個別に追跡すれば、それぞれに対してより効果的な広告を打つことができるはずですが、これは「個人情報を収集している」と取られる可能性があります。技術的にはいろいろなことができるようになっていますが、それを縛り付けるのが法律や対策ソフトウェアですし、それに守られるのが私たち一般ユーザーです。そして、法規制や防御策の裏をかこうとする人たちもいます。不毛ないたちごっこなんですが、なかなか止まるものではありません。

今や超有名企業となったGoogleでも、こうした面で周囲からの監視にさらされるのは仕方ありません。トレンドマイクロ社側がどこをどう「スパイウェア臭い」と認定したのか、それとも単に間違えただけなのかはわかりませんが、技術開発と個人情報保護の間で、探る側も、守る側も、デリケートな対応が求められているのだと思います。

メールの大洪水

私のところには、知人から届くものやSSK Worldに関する皆さんからのお問い合わせなどを除いた、私個人宛に書かれたものではない電子メールが週に100通前後届きます。ときには電子メールの添付ファイルとしてウイルスやワームが届くこともありますが、ほとんどは広告目的のメールです。ほとんどの場合、広告メールの方がそれ以外のメールよりもずっとたくさん届きますから、本当に大事な用事のメールを探すのに苦労することもあります。


広告メールの半分くらいはこちらが頼んでもいないのに無差別、一方的に送られている、俗にスパムメールと呼ばれるものです。この「スパム」というのは、アメリカのHormel社が作っている缶詰の豚肉「SPAM」がその語源で、イギリスのコメディー集団・モンティパイソンがかつてSPAMだらけの料理屋をネタにしたコントを作っている(劇中でも「SPAM, SPAM, SPAM…!」と連呼されるのだとか)ことから、一方的、無差別な広告手法を指す言葉として「spam」が転用された…と言うのが定説になっていますね。Hormel社のWebサイトを見ると、SPAMは伝統的な看板商品の一つで、「SPAM Museum」なる博物館まであるようです。

…と、それはともかく、スパムメールのコンセプト自体は、これまでにも行われてきたダイレクトメールを大量発送する方法と大差ありません。ただ広告を送る媒体が替わっただけとも言えるわけですが、その無差別度はさらに高まっています。自宅のポストに時折入っている消費者金融や分譲マンション、学習塾(私は独身の一人暮らしですから)からの広告ですらかなり嫌悪感を持つことがありますが、だいたい、英文のメールが大量に入ってくる時点で相手の国籍すら考えてないのがわかります。中にはネズミ講の勧誘、妙に安価なソフトウェア販売など法に触れていそうな広告をよく見かけます…まあ、これはおおっぴらに広告できないからこういう手段を使っているという面もあるのでしょうけど。

そして、もう一つスパムメールの困ったところは受信者がその費用を負担しなくてはならないこと。私たちはメールを受信するためにも通信回線を使いますから、特にダイアルアップやモバイルなどの従量制課金では、スパムメールを受信するほど受信者の負担が大きくなる…と言うのが非常にわかりやすくなっています。ですから、この手のメールは携帯電話で先に社会問題化しましたよね。

大量に送られるスパムメールは、インターネット全体から見ても情報量を浪費する迷惑な存在と言えるわけで、望ましくない存在であるという社会としての共通認識ができあがっています。既に法的な規制も始まっていますし、スパムメールを排除、分類するためのソフトウェアも数多く商品化されています。私が使っているウイルス対策ソフトの「ウイルスバスター2004」でも、この種のメールを判別する仕組みが統合されて提供されています。ただ、この手の手法もスパマー(spammer ; スパムメールの送り手ですね)とのイタチごっこになっている面があり、どうしても分類しきれないことがあります。ウイルス対策のデータベース整備と同じですよね。

トレンドマイクロ・オンラインショップ

このようにまともに相手をしてくれる人がほとんどいない状況で、既にスパムメールは広告手段としての能力を失っていると思うんですが、それでもなかなかなくならないのはどうしてなんでしょうか。単なる嫌がらせにしては、あまりに手間がかかり過ぎるような気がします。最初から広告のためよりも個人情報の収集のためにメールを送りつけている…という例もあるわけですが、それにしても読んでもらえないことには話になりません。


私のところに届く残り半分の広告メールは、いろいろな商店やWebサイトなどにメールアドレスを登録しておいて定期的にメールを送ってもらう、メールマガジン型の広告メールです。スパムメールとは違い、こちらからメールを送ってもらうようにお願いしているわけですから、届くこと自体は計算のうちですし、むしろ役に立っていることが多いです。

こうしたメールは週に1回程度定期的に発行されるわけですが、ときには「号外」「特集号」などと称して不定期に発行されることもあります。号外が人々の目を引くために有効な手段であることは、実際にここで時々号外を書く私自身も認識しているわけですが、これも度が過ぎるとちょっと嫌になることがありますね。

例えば、私が自作PC用のパーツを時々購入しているソルダムでもメールマガジンが発行されていますが、ネット直販でバーゲンセールが行われているときには数時間おきに「号外」が送付されることがあります。どう考えても数時間おきに商品を購入する性質のものではありませんし、購買意欲を高めるための手段としてもこれはさすがにやりすぎです。先にも書いたとおり、こちらからお願いしていることなので、文句を言うのも筋違いなのかも知れませんが。

KLEZ狂騒曲

この春に猛威をふるった「KLEZ」と呼ばれるコンピュータウイルスが、また流行を見せているようですね。私のところにも、ここ2週間くらいの間に立て続けに3通ほどKLEZの添付されたメールが届きました。もちろん、ウイルス対策ソフトを常に最新版に更新していますから、ウイルスの侵入は察知され、感染する前に無事隔離されましたが。

ウイルス対策ソフトと言えば、10月末でレッツノートにインストールしていたNorton Internet Securityのデータ更新期限が切れたので、ウイルスバスターに乗り換えることにしました。性能としては全く不満はなかったんですが、乗り換えの原因になったのはそのライセンス体系。年会費さえ払っておけば、メジャーバージョンアップが行われても無償バージョンアップが可能なウイルスバスターの仕組みは魅力的です。一方のNorton Internet Securityに対しては、Windows XP登場のときに抱いた不信感が消えていないものですから。おまけに、Vectorのトクレジ会員なので、ウイルスバスターの新規ダウンロード販売版はNorton Internet Securityの更新年会費よりも安価でしたからね。


…とそれはともかく、KLEZにもいろいろな亜種が登場していますが、簡単にKLEZ系ウイルスの特徴をおさらいしておきましょう。

1. 電子メールに添付されてくるKLEZウイルスは、実行されることにより感染します。古いバージョンのOutlookやOutlook Expressのセキュリティホールを使って、これらでメールをプレビューしただけで感染する能力も持っています。

2. Windowsのアドレス帳やパソコン内のファイルからメールアドレスを収集し、それら全てに宛てて自らのコピーを送付します。このとき、タイトルはあらかじめ用意された単語からランダムに生成し、発信者も収集したアドレスのどれかに偽装します。このため、「メールの発信者=感染者」と必ずしもならないのがややこしいところです。

3. ネットワーク上の共有フォルダを介しての感染も行います。

4. ウイルス対策ソフトを無効化します。動作を止めたり、さらにファイルを削除したりします。

5. メールを発信するときに任意のファイルを添付したり、特定の日に特定の拡張子のファイルを書き換えたり…といった活動を見せるものもあります。

詳しくはトレンドマイクロシマンテック、さらにはMicrosoftのホームページなどでも説明されていて、駆除方法も紹介されていますね。感染するとWindowsのシステムに潜り込むので駆除も手作業では大変なんですが、自動駆除ツールも公開されています。


ウイルスが届いただけなら「あ、来てるな」程度に思って放っておく…という手もあるのですが、今回はそうも行かない事態になってしまいました。というのも、私が管理者を務めているメーリングリストのアドレスからウイルス添付のメールが届いてしまったんです。会員でなければ投稿できないメーリングリストですから、これは取りも直さず会員の誰かのところにウイルスが感染してしまったと言うことになります。会員の中にはメールサーバー側が届いたメールのウイルスチェックを行うサービスを利用している人もいたようで、それらのサーバーからの警告メールもいくつかセットで届きました。

KLEZが偽装するのはメールのヘッダ部分にある「From:」情報なので、それ以外のヘッダを見れば「真の発信元」が推定できる場合もあります。しかし、メーリングリストの場合はメーリングリストサーバーがそのメールを発信することになるので、それ以前の経路情報は失われてしまい追跡は困難になります。それでも「表記上の発信者」は感染が疑われる対象のひとりであることは確かです。連絡を取りたかったんですが、電話番号がわからなかったので自宅に帰ってからすぐ電話することにしました。

私が電話をかけるより先に、発信者アドレスの本人から「ウイルスに感染したみたいなんだけど、どうしよう?」と私の携帯電話に連絡がありました。ウイルスが届いてしまった相手の人たちから、苦情のメールや電話が届いたようです。二次感染を防ぐという意味で、メールではなく電話で連絡をくれたのは大正解ですよね。とりあえず、「ウイルスが駆除できるまではメールは使わないように」「駆除方法はウイルス対策ソフト会社のWebサイトにあるから」と伝えました。

ところが、電話を切ってしばらくした後、私は忘れていたKLEZウイルスのもう一つの特徴に気が付いて愕然としました。彼らはOutlookなどをコントロールするのではなく自前でメールを送信できるSMTPクライアントプログラムを抱えているので、メールソフトの起動しているかどうかにかかわらず、ネットにつながってさえいればいつでも増殖活動が可能なんですよね。先の私の指示通りの行動をとれば、再びウイルス添付メールが発信される可能性があります。

そのことに気付いて連絡する前に、新たなウイルス添付メールが届いてしまいました。それも、私をあざ笑うかのように発信者欄に私のアドレスを載せて、メーリングリストのアドレスに投稿されて。当然の事ながら「私発のウイルスメール」が会員全員に配信され、私のところに「ウイルスに感染してるんじゃないか?」とのメールも届きました。私が発信源なのか?と訊かれればそれは濡れ衣なんですが、一方で原因の一端は私自身にもあるわけで…悔しいような、情けないような。

ともかく、メーリングリストにはウイルスに対する注意を喚起する案内を弁解も兼ねて投稿しておきました。メールを媒介にするウイルスの感染警告をメールで送るのもものすごく変な話なんですが。ところで、まさか?と思いつつも、このメールを送る前に自分のパソコンにもKLEZ自動駆除プログラムを適用してみましたが、感染した形跡は見つかりませんでした。


メールに添付されるコンピュータウイルスについては2年半ほど前にWeekly SSKでも取り上げたことがありますが、感染力が当時より強くなったとは言え、基本的な構造は全く変わっていませんね。結局のところは、OSやWebブラウザなどネットにアクセスするソフトウェアのアップデートを行い常に最新の状態を保ち、ウイルス対策ソフトをインストールして情報はこまめに更新し、そして何よりも身に覚えのないメールの取り扱いには注意して、不審な添付ファイルは絶対に開かないように…と、ひとりひとりがウイルスに対する高い意識を持って臨むしかないようです。

eXPerience on the Desktop

OSまにあ、ついに動く

昨年10月に新しいOS・Windows XPが登場しました。Let’s noteには早速導入しましたが、このときにはデスクトップ機の方をWindows XPに入れ替えるのは見送りました。その理由にはいくつかありますが、一つは両方同時にOSを入れ替えてしまうと万が一不具合があったときに対処するのが困難になること。もう一つはWindows XPに対応していない周辺機器があったこと。さらに、デスクトップ機ではWindows XPの新機能にあまり必要性を感じなかったことも挙げられます。当時は浜松の自宅にいなかったので身動きが取れなかった…ということもありましたが。

その後4ヶ月が経過し、先にWindows XPを導入したLet’s noteは、最初こそ問題もいくつかあったもののその後は実に快調に動作しています。新しいインターフェースにもずいぶん慣れてきました。周辺機器のドライバの対応も予想以上の急ピッチで進んできました。さらに、Windows XPの新機能の中でも使えそうなモノがいくつか見えてきました。このあたりでデスクトップ機にもWindows XPを導入してみようかな?と言う気になってきました。

「初めて」がないとつまらない

Let’s noteに導入するときには、交換用ハードディスクと共に購入したOEM版をクリーンインストール…という形をとりました。今回のインストールでは、現在組み込まれているWindows 2000 Professionalからのアップグレードインストールを試みることにしました。基本的に「OSはクリーンインストールした方が素直に動作する」というのが持論なんですが、一度はアップグレードも経験しておくと後からトラブルがあったときに役立つかも知れませんよね。それ以前の問題として、既に20GB以上のテレビ番組録画データがハードディスク上にあることを考えると、これのバックアップが大変だ…という現実的な問題があったんですが。

今回購入したのは、Windows XP Professionalの特別アップグレード版。Windows 2000 Professionalからのアップグレードを前提に、安価に購入できるパッケージです。このパッケージが販売されるのは2月末まで…ということも、今回のアップグレードに踏み切った理由の一つになりました。

意外に面倒なアップグレード手順

それでは、Windows 2000 ProfessionalからWindows XP Professionalへのアップグレードインストールの手順を見ていきましょう。

1. OSのインストール前の一般常識として、保存されているデータのバックアップを行います。バックアップ先にはUSB接続外付けハードディスクを使いましたが、これの容量は12GB。録画データまではさすがにバックアップできませんでした。もし容量的に十分でも、あまりに時間がかかりすぎて現実的ではありませんけどね。USBと言っても最新のUSB2.0ではなくUSB1.1ですから、転送速度はせいぜい12Mbpsです。

2. 次に、Windows 2000が起動している状態からWindows XPのCD-ROMを挿入します。自動起動画面から、最初に「システムの互換性を確認する」を起動して、XPに対応していないソフトウェアを検知し、これらをアンインストールします。ここに表示されないものでも、メーカーから対応しないことが表明されているもの、ちょっとヤバそうなもの(笑)はアンインストールしておきましょう。あまりに古いソフトウェアや、ハードウェアに密着したソフトウェアは要注意です。

3. 一応再起動してから、Windows XPへのアップグレードを開始します。「Windows XPをインストールする」を起動して、最初に「アップグレード」を選択すると、基本的にその後は何も入力する事項はありません。ただ、一つだけ気を付けなくてはならないことがあります。アップグレード開始直後に再起動が行われ、テキストベースのインストールがスタートしますが、このときにハードディスクとCD-ROMにアクセスできるドライバが必要なこと。標準的なIDEインターフェースの場合は問題ないのですが、私の環境の場合はRAIDボードが実装されているため、これのドライバが必要になります。

どこが変わったのか

何度か再起動が行われた後、Windows XPは何事もなかったように起動しました。クリーンインストールの場合はデスクトップに置かれたアイコンが「ごみ箱」だけで不気味なまでにシンプルだったのですが、アップグレードの場合はそれまでの環境が引き継がれるので、デスクトップには「マイドキュメント」「マイコンピュータ」などのお馴染みのアイコンがそのまま残りますし、壁紙もそれまで使っていたままです。ちなみにこの壁紙、内蔵時計を参照して自動的にカレンダーを更新するソフトで書き換えられるんですが、こちらの動作も大丈夫なようです。もちろんインターフェース自体はWindows XPで新しくなったものですが、もうLet’s noteで慣れ親しんだものなので違和感は全くありません。

その後で、Windows XP非対応のソフトについて対応版をインストールすることになります。基本的にこれまでと同じソフトを使いましたが、一つ変えたのはウイルス対策ソフト。これまではシマンテックのNorton Internet Securityを使っていましたが、これは昨年8月にバージョンアップが行われた後、11月に「Windows XP対応」の再バージョンアップが行われ、しかもこれが決して安価とは言えない有償だったので、それ以来不信感を持っていました。今回はトレンドマイクロのウイルスバスター2002をダウンロード販売で購入。こちらは、1年間なら大幅なアップデートがあっても無償でダウンロードできることになっています。

実際に使う上で体感できた違いが起動時間の短さ。Windows XPの起動画面(相変わらず横に流れていますが)が表示されてからユーザー名とパスワードを入力する「ようこそ」画面が表示されるまでの時間はたった20秒です。休止状態に移行するまでの時間や復帰するまでの時間も短くなっています。スタンバイ状態への移行も、正常に動作すれば速くなっていそうなんですが、復帰に失敗するために確認できていません。復帰できないこと自体はWindows 2000のときと同じなんですけどね。

過剰防衛?

「ON対決」が話題になったプロ野球の日本シリーズ。どうやら終わったらしいんですが、その話についてはまた回を改めて。書くとまた愚痴を並べることになりそうですが。


最近、社会問題だらけでちょっといろいろ考えすぎましたから、久々にちょっと毛色を変えてみましょう。…「あまり変わっていない」という話もありますが。

インターネットへの常時接続が一般に浸透していくのに伴い、一般家庭のパソコンにも外部から不正にアクセスされる危険が増えてきました。これまでのダイアルアップ接続でもその可能性は皆無ではありませんでしたが、侵入を試みる側にとって「つなぎっぱなし」の環境の方がずっと簡単なことは理解していただけると思います。

こうした中でクローズアップされているのが「パーソナルファイアウォール」と呼ばれるソフトウェアです。ここで言うファイアウォール(Firewall:直訳すれば「防火壁」)とは、もともと会社内などの構内ネットワークとインターネットとを接続するコンピュータに仕掛けられるプログラムで、インターネットとの間にやりとりされるデータを逐一チェックして、ネットワークの不正な使用を防ぐためのものです。この「不正な使用を防ぐ」には、いわゆるハッカーの侵入だけではなく、社員が仕事以外でインターネットを使うのを防ぐ意味も含まれていたりしますが。

ファイアウォールの保護対象をネットワーク全体ではなく1台のパソコンに限定し、そのパソコン上で動くプログラムにまとめたものがパーソナルファイアウォールです。「インターネットを通して情報をやりとりする上での危険」という共通点から、コンピュータウイルス対策ソフトと一緒にパッケージされている商品もあります。


このパーソナルファイアウォールがどのようなものなのかを知るために、体験版ソフトをインストールして使ってみることにしました。使ってみたものは下の二つ。どちらも、定番のウイルス対策ソフトにパーソナルファイアウォールの機能を統合したものですね。

ウイルスバスター2001(トレンドマイクロ
Norton Internet Security 2001(シマンテック

「ウイルスバスター2001」に装備されているのは、オーソドックスなファイアウォールです。ネットワークを通る全ての信号のIPアドレスやプロトコル、あるいはポート番号(いきなり専門用語が並んで恐縮なんですが、要するに「データがどこから・どんな方法で・どこを通ってくるのか」)をチェックし、特定の条件に合致したものの通行を許可(または禁止)します。

一方、「Norton Internet Security 2001」ではさらに一歩踏み込んだ個人情報の保護を行います。データ内容をチェックしてメールアドレスなどの個人情報が流出するのを防いだり、勝手に別ウィンドウを開いて表示される広告バナー(鬱陶しく思っている人がほとんどだと思いますが)をシャットアウトしたり…と、まさに盛りだくさん、至れり尽くせりと言ったところです。

ところが、この多機能さが災いして、我がSSK Worldにはちょっとした問題が発生しました。それはアクセスカウンタ。SSK Worldでは数字が「じじじ~っ」とアニメーションするなかなかお洒落なアクセスカウンタ・「npc.cgi」を使っています(作者・にあさんのホームページはこちら)。ホームページサーバーを設置しているさくらインターネットさんでは、このnpc.cgiのプログラムが共用CGIサーバーにインストール済のため、私は簡単に呼び出すことが出来ました。

しかし、「Norton Internet Security」を動作させると、どうしたわけかカウンタが正常に動作しません。いろいろと原因を調べてみたところ、どうやらプライバシー保護のために「Norton…」がnpc.cgiに呼び出し元に関する情報を渡さない設定になっていることが原因のようです。「Norton…」の設定を変更したら一応カウンタは動作するようになりましたが、このままでは「Norton…」を普通に使っている人の来訪回数はカウントできない可能性があります。対策はしておきましたが、もしカウンタにいつもとは違う「動かない白い数字」が出ていたらご一報頂けるとありがたいです。


肝心の動作の方ですが、ウイルスチェックも含めて全体的に「ウイルスバスター」の方が軽快に動いているような気がします。先に触れたように「Norton…」の方が標準状態でのチェック内容が多いので、当然と言えば当然の話ですけどね。

どちらの方がよいのかは人それぞれの考え方にもよりますが、少なくとも言えるのは、どちらもある程度役に立つものだが、そのままでは完璧ではない…と言うこと。といっても、実際のところ「完璧」なもの自体が存在しないんですよね。

この種のソフトの肝になるのはどんなデータの送受信を許可(または禁止)するかというデータベースになりますが、コンピュータウイルスのようにとにかく発見したら排除するのが最善である場合と違い、その設定は必ずしも厳格にすればするほど良いと言うものではありません。あまり基準を厳格にしすぎると、今回のnpc.cgiのように、悪意のない普通のホームページの動作に支障が出てくることも考えられます。実は、npc.cgiが呼び出し元に関する情報を要求するのも「匿名で不正にアクセスされるのを防ぐ」というセキュリティ上の理由なんですよね。このあたりはお互いに難しいところです。

チェックはとにかく厳しくして、全てに使う人の判断を求めるという方法もありますが、それではあまりに煩わしすぎて実用的ではないでしょう。いろいろな条件を考慮しながら、結局はコンピュータを使う一人一人がちょうど良いレベルを探していくことになるわけです。実はコンピュータウイルスの場合と同じで、最後に頼りになるのは人間の判断しかないということかも知れませんね。