先日わざわざ名古屋まで足を運んだにもかかわらず、相変わらずワタシの悩みは深まるばかりです。現在のレッツノート・CF-SV8から、そろそろCopilot+ PCに世代交代したい気持ちはあるのですが、肝心の乗り換え先に「これだ!」というほど決め手になる要素のある製品が見当たりません。
先日名古屋で見てきたOmnibook Ultra Flip 14-fhは、少々重量が嵩むのが気になるものの、デザインの高級感や基本スペックの充実度ではレベルが高く仕上がっている製品だと思います。昔のような、外出先のどこにでも連れて行き、北海道でもニューヨークでも更新するような生活も難しくなりました。たまに持ち運べさえすればいいなら、自宅で快適に使える製品として魅力的ではあります。
しかし、そう考えて重量の優先度を下げるなら、Ultra Flip 14-fhにかなり近いスペックを揃えている上に、USB Type-AやHDMIの端子も内蔵しているOmnibook X Flip 14-fm/14-fkだってアリです。しかも値段は実質5万円くらい安いわけで、やっぱり美味しい選択なのでは?と思って、いろいろ情報を漁っていました。

ところが、YouTubeのとあるレビュー動画で、HPから貸し出されているという端末のUSB Type-A端子の辺りが凹んでしまっているのを見かけたんですよね。角の部分まで、ちょっと歪んでいるように見えます。
14-fm/14-fkは、ボディーを薄く見せたいがためか、底面側をかなり絞り込んだデザインになっています。HDMIやUSB Type-Aなど厚みのある端子を組み込むと、画像を見ればわかるとおりいっぱいいっぱいで、アルミの筐体は相当薄肉に仕上げなくてはならないはずです。ピンポイントでぶつけてしまえば、曲がる可能性はありそうです。
ただ、それがレビュー動画撮影中に不慮の事故でぶつけてしまったのか、それとも提供されたデモ機が元々凹んでいたのか…前者なら毎日持ち歩くのはちょっと怖いと感じますし、後者ならHPという会社の品質管理や危機管理に不安を感じざるを得ません。どうした経緯でこんな状態で動画がアップされてしまったのかはわかりませんが、私の足りないアタマで想像できるどの理由でも、プラスの印象を持ち得る要素が見当たりません。
とりあえず、「Omnibook X Flip 14-fmは選択肢に入れるべきではないだろう」という判断になっています。3年間無事に持ち歩く自信がありません。あとは、HP製品は全て当てにならないのか、それともこの製品固有の問題なのか?ということになるわけですが、さすがに貸してもらった製品を使ってそんなテストをしている動画なんかないし、これも良くわからないんだよなぁ…。
ひとつ思うのは、やっぱり「MIL-STD-810対応の耐久性能」って安心感なんだなぁ…ということ。少なくとも、「耐衝撃性能」でMIL-STD-810を通っている製品なら、落としてみても壊れなかったんだな、という事実はわかります。HPにも、もちろんこのアメリカ国防総省の機器調達規格をパスした商品はあるわけですが、法人向けでお値段が張りますし…悩みは深まるばかりです。
コメントを残す