最初は楽になりました…が

CF-RZ4起動中先日購入した新しいレッツノート・CF-RZ4のお話の続き。皆さんもご存じの通り、パソコンは購入してきてすぐに思いどおりに使える道具ではありません。各ユーザーの利用状況に合わせて、環境を構築していく必要があります。最初のレッツノート・CF-S21のときには、東京での研修に出かけたついでに購入し、研修先でセットアップしましたし、届いた日の晩に徹夜でソフトをインストールして、翌日からの出張に持ち出したこともあります。

しかし、前回ノートPCを購入したのはもう9年半前。あの頃と比べると、新しくパソコンをセットアップする作業はずいぶん楽になりましたね。そもそも、DVD-ROMディスクを入れ替えながらソフトウェアをインストールする…という作業はしなくなりました。私の場合、ダウンロードして入手するソフトウェアがほとんどになっています。しかも、他の端末で使っていた設定が自動的にネット経由でコピーされ、改めて設定する必要もなかったりします。

ネットワーク接続先を選択しますもっとも、これを実現するためには、インターネットにつながっている環境が必須になります。実際に、最初に電源を投入した直後のセットアップから、ネットワーク接続の確認を求められます。私の場合は、ワイヤレスWAN内蔵モデルを購入したので、「NTT DOCOMO(LTE)」という接続がすぐに使えます。他にも無線LANのアクセスポイントがたくさん表示されますから、自宅で使っているアクセスポイントが表示されていれば、それを使うことも出来るはずです。

Microsoftアカウントでログインします最初のセットアップの途中で、Microsoftアカウントへのサインインを行うことが出来ます。Windows 8以降、ユーザーアカウントをMicrosoftアカウントに紐付けて起動することが出来るようになっていますが、これを利用することで、同じアカウントで使用する別のWindows 8.x端末の設定を利用できます。常に同期することも出来ますし、あえて別の設定で使うことも可能です。

CF-MX3で使っていた設定が復元できます同じMicrosoftアカウントで使用している端末が複数台ある場合、どの端末の設定を利用するのかを選択することが出来ます。びっくりしたのは、日常的に使っている自作タワーではなく、今年2~3月にお試しで使わせていただいたCF-MX3が、復元元の第一候補として選択されたこと。どのような形態の端末なのかを認識して提案しているのでしょうか。


CF-MX3の設定を読み込むと、Windowsストアアプリに関する設定も含めて、Windowsに関する設定が読み込まれます。ストアアプリのメールクライアントでは、アカウント設定も復元されました。ちょっと驚いたのは、Wi-Fiを有効にしたら、全く何も操作することなく自宅のアクセスポイントに接続されたこと。無線LANの暗号化キーに関する設定まで、ちゃんと保存されていたようです。

こんなにプライベートな部分までクラウドに保存されていると思うと、ちょっと気持ち悪いです。もっとも、考えてみると、以前からWebブラウザのパスワード入力履歴なども複数端末間で同期されていたんですよね。いちばん怖いのは、そうした現状を自分自身が認識できていなかったことかも知れません。

とはいえ、読み込まれているデータはすべてMicrosoftアカウントで認証しなくては使えないわけで、見方を変えれば、これはMicrosoftアカウントによるシングルサインオン環境が整っている…ともいえます。便利なのは確かなんですが、クラウドにデータが保存されている以上は、漏洩したり悪用されたりするリスクについても頭に置いておく必要はあります。過剰に怖がる必要もないとは思いますけどね。

間違いなく言えるのは、Microsoftアカウントのセキュリティ管理の重要性が非常に高くなることです。もっとも、これはAndroidでも、iOSでも同様のことが言えるのですが。指紋などの生体認証を採用する動きがあるのも納得できます。

Windows 8.xで用意されている、画像の上を特定のパターンでなぞる「ピクチャパスワード」はちょっと面白い方法ですね。繰り返しなぞった跡がディスプレイ表面に残るのに気をつけさえすれば、破られにくいパスワードになると思います。…これをパス「ワード」と呼ぶかどうかは議論の余地があると思うんですが(笑)。


CF-RZ4の「取扱説明書・基本ガイド」では、Windows 8.1 Updateのセットアップのすぐ後に、リカバリーディスクの作成についての説明があります。今どきの多くのパソコンと同様、CF-RZ4でも、本体内蔵のSSD内に、出荷直後の状態に復帰させるためのリカバリーデータが保存されています。本体だけあれば、万が一の時のリカバリー作業が行えるのは利点だと思いますが、外部メディアからもリカバリー出来るようにしておいた方がより安心です。

CF-RZ4には、「リカバリーディスク作成ユーティリティ」がインストールされています。これを実行すると、外部メディアにリカバリーディスクを書き出すことができます。外部メディアとして使えるのはDVD-RやBD-R、そしてUSBメモリ。1層のDVD-Rだと2枚必要かも知れない…という大容量になります。

DVD-RやBD-Rを使う場合、DVDスーパーマルチドライブを内蔵しているCF-MX3とは違い、CF-RZ4では外付けの光ディスクドライブを接続しなくてはなりません。しかし、私はDVD-R以上の光ディスクに書き込めるポータブルのドライブを持っていません。先にも触れたとおり、他にあまり使い道がなくなっている光ディスクドライブを、今さら買い換えるのもちょっともったいないところです。それなら、USBメモリを購入しても大して値段は変わらないと思い、USBメモリにリカバリーディスクを作成することにしました。…USBメモリをリカバリー「ディスク」と呼ぶべきかどうかにも、かなり議論の余地があると思うんですが(爆笑)。

リカバリーディスク作成に必要な容量USBメモリを用意するときに気をつけなくてはならないのが容量の選択。リカバリーディスク作成ユーティリティによると、USBメモリの容量は15.7GBが必要…と説明されています。しかし、市販されている「16GB」のUSBメモリを使おうとしても、全く容量が足りません。

これは、USBメモリの1GBが10の9乗=1,000,000,000バイトで計算されているのに対して、Windowsシステムは1GBを1,024の3乗=1,073,741,824バイトで換算して表示するから。昔から、このダブルスタンダードには混乱させられますが、置いている基準が異なるので仕方ありません。

USB3.0対応のUSBメモリでリカバリー「ディスク」を作成ともかく、32GBのUSBメモリを用意して、リカバリーディスクを作成しました。頻繁に使うモノではないので、あまり費用を掛けたくはないところですが、リカバリーの際には大量のデータ転送が発生するので、USB3.0対応のメモリを選ぶところにだけは気をつけました。

DVD-Rだと一時間くらいかかる作業だそうですが、USBメモリへの書き出し作業は10分ほどで終わりました。おそらく、実際にリカバリーする際にも、光ディスクよりは高速になるのでしょう。もっとも、いちばん高速なのは、SSDに保存されたリカバリーイメージを使うことなんですが。それ以前の問題として、リカバリーなんて作業が必要な事態は迎えたくないものです。

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