先日、ちょっと久々に話題にしたばかりの私のスマートフォン・NuAns NEO [Reloaded]なのですが、もうすぐお疲れさまかな?というところに来て、緊急事態が発生してしまいました。

通勤中に、電車待ちの時間でちょっとSNSのチェックをしていたところ、突然電源が切れました。フリーズして再起動…というのなら、たまにはあっても仕方ない(もちろん本来そんなことがあっては困りますが、良くも悪くも「小さなパソコン」なので)のかも知れないのですが、今回は立ち上がって来ずに画面は真っ黒のままでした。

仕方がないので改めて電源を投入してみたところ、最初のPINコードを入力するところまではたどり着けたのですが、ランチャーが表示されるところまで行く前にふたたび画面が真っ黒に。ここから、2回ほど同じことを繰り返すことになりました。


この症状には、確かな記憶があります。NEO Reloadedに乗り換える直前の頃のXperia Z4そっくりです。バッテリーが劣化してきたときに、こんな動きをするガジェットを、他にもいくつか見てきました。満2年を目前にして、バッテリーが先に寿命を迎えるのだろうか?…そんなことを思いながら、職場に着くまではモバイルバッテリーをつないで乗り切りました。外部から電源の供給を受ければちゃんと動けるのも、Xperia Z4のときと同じです。

職場の机の上に置いてみたところ、妙に据わりが悪いのが気になりました。裏側に何か挟まっているような感じで、前後・左右に微妙にコロコロ動きます。ひっくり返してみると、TWOTONEカバーのトップとボトムの間あたりが、少し持ち上がっていました。ちょうど内側から何かに押し出されている感じです。

FeliCaマークのあたりを中心に、膨らんでいるのがわかりますか?

嫌な予感を抱えながらカバーを外してみると、COREの背面中央あたり、ちょうどFeliCaのマークが書かれているあたりを中心にして、ダミーカードが収まる範囲が2mmほど膨らんで盛り上がっています。原因としてはバッテリーが膨張しているくらいしか考えられませんが、そうだとしたら、これは相当危険な状況です。それこそ発火、爆発なんてことになれば…(大汗)。


さすがにこのまま使い続けるわけにはいきません。まずは修理を念頭に、1年ぶりにNuAnsのサポートに連絡を取ってみました。フォームに症状を書き込んで送ったら、翌朝早々にはご連絡をいただけました。前回もそうでしたが、サポート担当の皆さんの反応は、最近流行のチャットやLINEには及ばないものの、メールとしては結構早いです。

「送っていただかないと原因はわからない」とのこと。それは当然なのですが、不具合の内容を伝えた結果、参考に電池交換の場合は総額1万円くらいになりそうなことは教えていただきました。

前回と同じように代替機をお借りできるかどうかも合わせて確認してみましたが、やはり相当混み合っているようで、1ヶ月以上待たなくてはならない可能性もある…とのことでした。一方で、現在のところ修理対応は1週間以上は待たせない状況とのことで、「修理にお預けいただいたほうがよろしいかと存じます」とのことでした。

確かに、1週間ほどスマホが使えないとしても、その方がずっと早く修理が完了します。しかし、今やスマートフォンは日々の生活に必須のコミュニケーションの手段。仕事関係の連絡も入ったりしますから、たとえ1日でも手元にないのは困ります。とはいえ、代替機を待つのもなかなか辛い状態。いっそのこと新しいNEO Reloadedをもう1台買ってしまおうか、3万円弱に値下がりしているし…と思ったところで、ひとつ考えが浮かびました。

修理代が1万円くらいだとするなら、2万円程度でもう1台スマホを購入すれば、NEO Reloadedの修理中にはその1台を代替機として使えた上で、修理後には合計3万円で手元に2台のスマホがあることになります。まさか、2台が同時に故障することはないでしょうから、手元にスマホがない!と言う事態は回避できそうです。ここは、手頃な値段の「代替機」を購入した上で、NEO Reloadedの方は修理に出すことにしました。


いわゆる「格安スマホ」探しとなるわけですが、SIMフリーのAndroid端末は以前よりもずいぶん簡単に買えるようになり、しかも選択肢がずいぶん増えてきました。とはいえ、いくら「代替機だから格安でいい」とはいえ、最低限押さえたい条件はありますし、予算内に収まるのならできるだけ性能や機能の優れたものの方が嬉しいわけで、それなりに頭を使います。

今回選んでみたのは、HUAWEI P20 lite。デビューからもうすぐ1年になる、現在格安スマホ界では人気のある機種のひとつです。どう控えめに表現しても「iPhone Xを彷彿とさせる」と言わざるを得ないデザインですが、お値段はアレよりもはるかに安く、Amazonでは本体のみでも(通信サービス側の販促割引無しでも、という意味で)2万円ちょっとで購入できます。

ノッチ付きの5.84型縦長ディスプレイはさすがに有機ELではなく液晶ですが、8コアのCPUは日常の使用には十分な体力がありそうですし、デュアル構成のリアカメラ、USB Type-C端子など、今どきの装備も的確に採用されています。安いからといって、中身を思いっきりケチったということはなさそうです。


P20 liteは、モノとしては相当コストパフォーマンスの高そうな製品だと思うのですが、製造元のHUAWEI(ファーウェイ;華為技術有限公司)を巡る最近の動きが相当きな臭いのは不安材料ではあります。ただ、これはアメリカと中国とでの「世界の覇権」争いが、産業分野に持ち込まれているようにも見えます。

ファーウェイは中国・深圳に本社を置く、スマートフォンで世界シェア2位、そして移動体通信網の基盤機器では世界シェア1位の会社で、それは価格競争力だけでなく高い技術力に裏打ちされています。安くて高性能なものが売れるのは当然の話。アメリカは「国家安全保障上リスクがある」なんて言い方をしていますが、自国にファーウェイに全方位的に対抗できる企業が存在しない現状は、確かにリスクではあるかも知れません。

中国には「国内企業は政府からの要請には協力しなくてはならない」という法律があるのだそうで、これを理由にファーウェイ製品のセキュリティ面に不安を唱える声は以前からあります。中国政府からの要請に応じて、ファーウェイ製品ユーザーの個人情報が引っこ抜かれる可能性を危惧しているわけですね。その気になれば、敵対国の通信インフラを止めてしまう「攻撃」も可能かも知れません。

それこそ、スマートフォンに関して「スパイウェアに似たような挙動をする」なんて報道をされたこともありました。しかし、そんなことを表立って行えば、企業にとっては大きなイメージダウンになります。たとえ裏でこっそり行ったとしても、こんなご時世ですからどこかで絶対バレます。既に売上の過半数が国外にあるファーウェイにとって、もし中国政府から明らかに自社の価値をおとしめることになる何らかの要請があったとき、それに素直に応じることにメリットはあるでしょうか?。まともな民間企業なら、何とかして要請に応じないことを考えるはずです。

最初からそのつもりで情報通信産業のシェアを取りに来ているとしたら?という疑念もわからなくはありません。しかし、個人的な印象ではありますが、ファーウェイという企業からは「中国臭さ」を感じないんですよね。国家の強力な後押しで勢力を広げてきたわけでもなさそうですし、たまたま中国から生まれたグローバルな民間企業…という気がしています。巷で言われているようなセキュリティリスクは、実際には非常に低いのではないか?と考えています。

もちろん、何事にも絶対ということはありませんし、アメリカだってGoogleやApple、Facebook等に対して、テロリストに関する情報開示を求めたりするわけですから、やっていることは大して変わらないのでは?とも思うわけですが。まあ、それ以前の話として、私ごとき小物が国家規模で個人情報を探られるようなことは、まず起こり得ないでしょうけどね。


…と、そんな話はともかくとして、「大丈夫なの?」と心配する妻をよそに、P20 liteの購入を決めた私なんですが、ちょっと脱線して話も長くなってしまいましたし、続きはまた回を改めることにしましょう。



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