7月も後半に入りました。毎年この時期になると、夏のボーナスで買ったモノをいろいろと紹介するのがSSK Worldの悪しき伝統(笑)となっているわけですが、今年はちょっと様相が異なります。
というのも、ボーナス自体は幸い昨年とほぼ同じレベルでちゃんといただけたのですが、何しろ新型コロナウイルスの猛威が未だ収まらず、今後の給料やボーナスがどうなっていくのかは不透明です。というわけで、とりあえずまとまった出費についてはすべて凍結中の我が家。クルマを買い換えるなんて論外…ということになりそうです。
とはいえ、お小遣いのボーナスくらいは、半年間頑張った自分へのご褒美に、何か買うのに使おう!と思っていました。しかし、これがまた全然別の事情で、ままならなかったりします。
先日、昔の自作曲を再編集してWebに公開したのですが、あれ以来久々に何か作ってみたい!という思いに火がついて、いろいろイジってみていました。しかし、作業を始めて間もなく、トラブルが発生して作業は頓挫してしまっています。
制作した楽曲を最終的に音として取り出す部分には、ローランドのUSB接続のオーディオインターフェース・UA-101を使っていました。2006年に購入した、相当古い機材ですが、筐体にもデカデカと書かれているとおり、24bit・192kHzのハイレゾ音声信号を取り扱える高性能機です。
しかし、最近、出力に高音の「きーん」というノイズが乗るようになってきました。デジタル部分のエラーで出るような聞くに堪えないノイズではないので、慣れれば使えないこともない…と、しばらくは我慢していましたが、それにしてもちょっと音圧が高く、しかも精神的にダメージを与える種の音で、さすがにこのままではとても使えません。
最終出力に近い部分のアナログ回路が怪しいと思うのですが、さすがに自分で直せる技術はありません。修理に出す手もあるかも知れませんが、そもそもまだ直してもらえるのかどうか…。それよりも、さすがに10年以上も経つとこの分野の機器もいろいろ進歩していますし、この際なので買い換えることにしました。買ってしまえば、引っ込みがつかなくなって自分へのプレッシャーにもなりますし(笑)。
新しいオーディオインターフェースは、Steinberg UR22Cを購入第1候補としました。UA-101は、USB 2.0に対応したのがセールスポイントの一つだったのですが、このUR22Cは、USB 3.1 Gen1対応のType-C端子が本体に装備されているところが大きなトピックです。
USB 2.0対応になったときは、通信速度の向上で多チャンネル・高ビットレートの情報が送受信可能になるメリットがあったのですが、さすがにUSB 3世代のギガbps単位のスピードは、音声信号には必要ありません。それよりも大きく効いているのが、電力供給が強化されたこと。USB 3.1 Gen1接続なら、UR22Cはバスパワーだけで余裕で動作します。
業界ではこのシリーズだけという、32bit・192kHzの超ハイレゾ入出力も魅力の一つです。単一のソースだけを鳴らすのなら、こんなに分解能の高い音源を使ってもあまり意味がないのですが、音楽制作などで複数のソースをミックスしていく段階になると、意味が出てくるのではないかと思います。できれば生音も録ってみたいですし。
生音と言えば、先日家の押し入れを整理していたら、大昔に購入したマイク、ブームスタンド、ポップガードがまだ捨てずに置いてあったのを見つけました。これを使えば、歌声や生楽器の音も録れます。
しかし、マイクの方は久々にUA-101に接続してみたら、先ほどの「きーん」とは別種のノイズが乗ってしまい、使えないことが判明。せっかくなので、今度は高感度のコンデンサーマイクを使ってみようかと思っています。UR22C(UA-101もそうでしたが)はコンデンサーマイクに48Vファンタム電源が供給できますからね。オーディオテクニカのAT2020あたりが、巷の評価も高く、手頃な価格と十分な性能でちょうど良さそうです。
…というわけで、いろいろと買う気満々で7月を迎えたのですが、残念なことに、まだ我が家には一つも届いていません。というのも、UR22Cが巷では非常に品薄で、主要通販サイトではどこでもほぼ品切れ状態なのです。たまに「在庫あり」というのを見ると、本来は18,000円程度で売られているはずの商品が、2万円台後半以上のプレミア付き価格で売られているような状況です。
この手の電子機器には中国で生産されている製品・部品が多いので、それこそ新型コロナウイルス感染症の影響で生産ラインが滞ったこともありそうですが、これとは別に、オーディオインターフェースには思いもよらない特需がありました。それは、オンライン会議用のマイク接続のため。パソコン内蔵のマイクでは音質に難があり、ちゃんとしたマイクで集音しなくては…となった人たちが、これらの製品を買い求めたようです。YouTuberたちの配信用の機器としても、最近はこの手の機材には安定的に高い需要があるそうですね。
現在は数ヶ月待ちという状況になっているようですが、様子を見ながら、リーズナブルな通常のお値段のものを注文したいと思っています。手元の資金は潤沢ではありませんし。
UR22Cの品薄状況を見ていると、ある商品のことを思い出します。Nintendo Switchの状況とそっくりですね。こちらも、通常の定価販売は高倍率の抽選販売になっていて、ほぼ入手不可能。巷では、高額のプレミア付きのオークション出品が散見されます。
実は、Switchも妻から(娘から、ではなく・汗)「あつ森」で遊びたい!とのリクエストがあって、入手できないか画策中です。スマホ版のアプリもあるのですが、できることがずいぶん違うのだそうです。仮想世界でのコミュニケーションツールとしての「あつまれ どうぶつの森」には、ワタシも興味はあるのですが…パソコンでも遊べるようにしてくれれば良いのになぁ。
コメントを残す