最近は、寝る前に台所に立って食器洗いをするのが習慣になっています。…とは言っても、大きな調理器具やデリケートな一部の食器、水筒などを除けば、食べかすを軽く水で洗い流して食洗機の中に並べていくだけなので、そんなにタイヘンなことをしているわけではありません。誰かが片付けなくては片付かないのですから、目の前にそれがあれば片付けるだけです。
ある日のこと、そんな「夜のお仕事」中に、ポケットの中のスマートフォンが鳴りました。何だろう?と思い、手を拭いてポケットから取り出し、表示を確認しよう…とやっていたところ、なぜか手が滑り、スマートフォンが水を溜めてあった洗い桶の中にダイブ。完全に水没してしまいました。
私が現在使っているスマホ・HUAWEI P20 liteには、防水性能が謳われていません。一瞬アタマが凍り付いたものの、すぐに洗い桶から拾い出してタオルでくるみ、水分を拭き取りました。
いつの間にか勝手に再起動していたようで、起動時のPINコード入力画面が表示されていました。しかし、数字を入力しようとしてもタッチパネルが全く反応せず、ここから先に進むことができません。
ともかく電源を切って、しばらく乾かさなければ…と思ったわけですが、電源を切るためには、側面の電源ボタンを長押しして表示されるメニューで、「電源を切る」をタッチして選択しなくてはなりません。タッチパネルが反応しなくなっている状況では、電源さえ切れないわけです。そのまま電源ボタンを押し続ければ再起動はできるのですが、またPIN入力画面で立ち往生。にっちもさっちも行かない状況になってしまいました。
結局、バッテリーが切れるまで放置して電源を切り(これがまる2日かかったのですが)、そのまましばらく置いてから再度起動してみましたが、結果は全く同じ。どうやら、完全に逝ってしまわれたようです。しかし、改めて考えてみると、SIMカードを引っこ抜けば、その時点で強制的に電源が切れたような気がします。SIMが破損しかねない物騒な方法ではありますが、これならもうちょっと迅速な対応ができたのかも知れません。
そもそも、携帯電話の時代から、こうしたデバイスに最も重要なのは防水性能だ!と事あるごとに声を上げ続けていました。家の中でも、外でも、どこにでも持ち歩いて使うものですから、水の惑星・地球上にいる限り、濡れても大丈夫な構造は必須です。それなのに、日本向けの端末はともかく、それ以外の地域では防水仕様は未だにプレミアムなオプション扱いです。
振り返ってみると、これまで私が使ってきたスマートフォンで防水性能を全く持たないのは、唯一P20 liteだけです。そもそもコレを使っていたのは、もともとはショートリリーフの予備機のつもりで購入したのを、そのままメインで使い続ける羽目になってしまったから。当初から水濡れへの対応は不安要素でしたし、気をつけて使っていたつもりなのですが…。
不用意に水の近くでスマホを触った自分の管理に甘さがあったことは否定できません。それでも、そんな風に気を遣わせなくてはならない時点で、ポケットに入るクラスのモバイルデバイスとしては失格だと思います。だから防水でなくてはダメなんですよ。防水ではないスマホを堂々と販売し続けるなんて、メーカーとしてお前らナニ(ぴーーーーーーーーーーーーーーーー)
…ともかく、スマホが使えなくなってしまった状況を何とかしなくてはなりません。いちばん素直なのは「修理に出す」という対応なのですが、かつて「水に濡れたから修理できません」なんて対応をされたこともあるのを思い出すと、たった2万円強で買った端末への対応として得策だとは思えません。
それよりは、ちゃんと防水仕様になっているモノを、メインに使う端末としてしっかり検討してから購入した方が、ずっと満足度が高いはず。正直なところ、想定していなかった事態でかなり懐が痛いのですが、ここは新しいスマホを購入することにしました。
しかし、ここからまたタイヘンなことに遭遇してしまうのが、SSK Worldのトホホなところなんですよねぇ(涙)…続きは、また。
コメントを残す