それで「SV2」を名乗るのか

1月13日に、レッツノートの2022年春モデルが発表されました。筐体の大きい方からFV・SV・QVの3機種という全体構成はそのままで変わりません。新筐体の投入も、もちろんありません。

しかし、気になる変化もありました。SVシリーズの型番が、従来の「CF-SV1」から「CF-SV2」に変更されています。これまでのパターンなら、数字がステップアップするのはプラットフォームが変更されたときです。CF-SV7がCF-SV8に変わったときは、「第8世代Intel Coreプロセッサー」という呼び方は変わっていなかったものの、PCHが強化されたWhiskey LakeベースのCPUに切り替わり、モダンスタンバイへの対応も行われました。

現在の「CF-*V1」は第11世代Intel Coreプロセッサー、いわゆるTiger Lake世代のプラットフォームです。ここからステップアップする先は、年明け早々にモバイル向けも発表されたばかりの 第12世代Intel Core プロセッサー(Alder Lake)しかないのですが、これまで「超」の付くくらい慎重な歩みを進めてきたレッツノートが、そんなアグレッシブな方針で新型機投入をするはずがありません。でも、パナソニックストアプラスから届いたメールには「新CPU搭載、SV2登場」なんて書いてあるし…。

…などと、一瞬だけでも心を乱したワタシがバカでした。この「新CPU」というのは、Intel Core i7-1195G7のこと。CF-*V1シリーズで使われている第11世代Coreプロセッサーに、昨年5月に追加されたクロックアップ版です。レッツノートに載る「新CPU」としては順当なところかも知れませんが、これを「SV2」と名乗ってしまうのは、ナンバリングの規則に整合性を欠いているような気がしてなりません。まあ、マーケティングのために番号付けをいろいろイジるのは、誰もがしていることではありますが。


要するに基本設計は全く変わっていない…ということになるわけですが、仕様としては店頭販売モデルも含めて「メモリは16 GB、SSDは512 GB」が最低ラインになっているところが進歩と言えるかも知れません。今どきの高機能なアプリをいろいろ入れて使おうとすると、メモリ8 GB・SSD 256 GBではやっぱりちょっと足りないんですよね。モバイル用のセカンドマシンとしてならともかく、メインマシンとして使うなら、このあたりが最低ラインです。

ワタシのCF-SV8もメモリこそ16 GBですがSSDは256 GBで、最近は容量の確保に四苦八苦しています。内蔵のM.2 SSDを換装してしまえば一発で解決する話で、それはおそらくとても簡単な作業なのですが…まだ保証も残っていますし、開腹に踏み切れません。あと1年は、騙し騙しで行くことになるのでしょうね。



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