ついに境界線か

先日、年に一度の人間ドックに出掛けてきました。職場の定期検診の代わりに人間ドックを受診すると、福利厚生の一環ということで、普通なら3万円以上かかる人間ドックが、1万円をかなり下回る自己負担だけで受けられる…ということになっています。これは実にありがたいシステムで、もう10年くらい毎年ドックに入り続けています。とはいえ、しっかり監視していたつもりでも、トラブルが起きるときには起きてしまうわけですが…(涙)。

人間ドックの受診日が近づくと、病院から検尿・検便等のキットと共にオプションメニューが記載されたパンフレットが届きます。例えば胃カメラは胃のX線撮影よりも確実な診断ができますし、血液検査にもガンや認知症などのスクリーニングが可能なオプションがあります。魅力的なものばかりなのですが、オプション分はまるまる自己負担になるのがアタマが痛いところ。自分のおサイフは極寒で、なかなかメニューの追加はできません。とりあえず標準のメニューをひととおり受けて、ヤバいところだけ精密検査…というのが現実的でしょう。

おまけに、不景気のあおりを食らってか、人間ドックの自己負担額がこのところ少しずつ上がっています。カラダの状態を万全にしておくための出費をケチってはいけないと思うのですが、そうは言っても「無い袖は振れぬ」というわけで、来年以降はドック受診もどうするか検討しなくては…と思っているところです。


さすがに半世紀ほども生きてくると、様々な箇所にガタが出てくるわけで、全くの健康体!とは行きません。既に「経過観察が必要」という項目がいくつかあります。以前取り除いた(というより取れちゃった、のですが)胃のポリープはまた復活しているようですし、他にも怪しいモノがいくつか見えているようです。

そんな中で、今回は以前からずっと経過観察を続けてきた数値に、いよいよ問題が指摘されることになりました。空腹時血糖値が126 mg/dℓでコレまでで最高の値に。ここ数ヶ月の血糖値の高さを示すHbA1c(へもぐろびんえーわんしー)も、6.4 %と高い水準にあります。病院としては「糖尿病の可能性あり」と判断せざるを得ないレベルの境界線を、ついに越えてきたことになります。

血糖値については、コレステロールと同様に近所のかかりつけ医で観察中であることを、人間ドックの病院にも伝えてあります。病院からは、「かかりつけの先生に渡してくださいね」とお手紙を託されました。要するに精密検査の依頼です。


かかりつけの医院での定期検診に、人間ドックの結果表と一緒に手紙を持って行きました。先生は手紙に目を通し、「確かにこの数値なら糖尿病だねぇ」と相変わらず容赦ないドSなコメントを放った後、「でも、確定診断しなくてはね」と追加のひとこと。OGTTと呼ばれる検査を予約することになりました。

これは、Oral Glucose Tolerance Testの頭文字を取ったもので、直訳すると「経口ブドウ糖負荷試験」。もう少し一般には「耐糖能検査」などと呼ばれます。その名のとおり、ブドウ糖を大量に(75 g)含んだジュースを飲み、その前後の血糖値の変化を測るのだそうです。この結果次第で、改めて糖尿病かどうかの判断を仰ぐことになります。

これまでも食事には気をつけて、カラダも毎日動かすようにして…とやって来たところで、それでも値がなかなか好転せずに、ここまで上がってしまった…というのはツラいところです。私の顔にそんな思いが出ているのを察したのか、先生は「まだできることがあるよ」と不敵な笑みを浮かべました。

と言っても、無茶な指示があったわけではなく、「ゆっくり食べられてる?そこを改めて意識しよう」という話。よく噛んで食べるように…などと言われますが、本質的には時間をかけて血糖値がゆっくり上がるようにすることが重要。20分くらいかけることで満腹感が出てくるので、食べる量もわざわざ減らさなくとも自然に減るはず…とのことでした。


時間を意識するためにどうしよう?ということで、とりあえず食事の度に横にスマホを置いて、ストップウォッチを回しています。ひと口食べたら箸を置くようにして、1分くらい待つ…という形で、ゆっくり、ゆっくり食べるようにしました。食卓に並べるモノの量自体は特にイジっていませんが、他の家族の残りをつまんだりすることがなくなったので、食べる量は確かに減ったような気がします。

そんなことを朝昼晩、1週間くらい続けてみたところ、最近ちょっと増加傾向だった体重が、一気に2kgくらい減りました。まさかこんなに短期的に数字に表れるとは思わず、驚いているところです。もちろん、内心では嬉しくて仕方ないわけですが(笑)。

とりあえず、OGTTの本番の日まではコレを続けて、最後の悪あがきをしてみようかと思っています。ちょっとは、効くかしら?

コメントを残す