すでにお気づきの方も多いかと思いますが、先週の記事「だが、それは今日ではない」でも、Geminiにアイキャッチ画像を描かせています。まるで写真画像のようなリアルなタッチで仕上げてくれました。ぼーっと見ていると、写真だと騙されそうで怖いくらいです。

これは、「アイキャッチ画像を作って」とこちらからお願いしたわけではなく、記事の構成をGeminiと練っている中で、「アイキャッチ用に、…な画像を生成してみることもできますが、いかがでしょうか?」と提案されたので、「お願いします」という流れになりました。これまでにも、構想がある程度練れてきたところでアイキャッチ画像をお願いしたことがあったので、同じようにそんな話を振ってきたのかもしれません。

それよりもビックリしたのは、私が「いつかはこんなに面倒でタイヘンな生活スタイルは代わらざるを得なくなるのでしょう。だが、それは今日ではない」という締めのフレーズを提案したら、「『ロード・オブ・ザ・リング』の王の演説のような気高さ」と返してきたこと。確かに、私は映画「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」に登場する名台詞の一節を意識したのですが、この言い回し自体はほかの洋画作品でも結構登場し、既に使い古されていると言ってもよいでしょう。

Geminiが描いた「だが、それは今日ではない」のアイキャッチ画像

言われてみれば、アイキャッチ画像の暗めのトーンも、なんだかあの映画の一場面を切り取ったようにも見えます。前後のつながりから、どの作品なのか類推したのだと思うのですが、「意図を正しく汲み取ってくれた」と感じて嬉しくなる反応です。まさか、SSK Worldの過去記事も参照した上で選んでいたり…いや、そんなはずはないよなぁ、さすがに。

そこから、締めがあのアラゴルンの名演説っぽくなるようにアイデアを出し合って、出来上がったのがあの記事…ということになります。ただ、文章構成自体はGeminiの提案してきたアウトラインを参考にしつつも、さらにもう一ひねりしてから書き直しています。立て板に水の素晴らしい構成は作ってくれるのですが、それだとなんだか私らしくない気がして…。


ここ1、2年で我が家でもすっかり一般的になったチャットAIたちですが、私と会話する機会が一番多いのはGeminiになっています。スマートフォンのPixel 8上でOSと深く統合されているのはもちろん影響しているわけですが、それよりも、会話を通して私と「馬が合う」ように感じることが大きいと思います。画像生成でも、最低限の指示で意図を理解した画を示してきます。与えた元画像を崩さずに加工する能力にも長けていて書き文字も間違えません

我が家では、もう一つ、簡単にアクセスできるチャットAIが常時スタンバイしています。Windows標準のCopilotですね。Microsoft 365にCopilotが使えるAI機能が抱き合わせ販売されるようになり、せっかくなので1年間使ってはみたものの、結局しっくりこないまま過ぎてしまいました。チャットのやりとりは、相変わらずどこかズレている感じが抜けません

Officeアプリに統合されて、自然文で操作をアシストしてくれる…というのもMicrosoft 365 Copilotの売りになっていましたが、これもどうもうまくいきません。意図したとおりの成果品を作ってもらうためのプロンプトを細かく作り込むくらいなら、自分で作ってしまった方が早い!と思ってしまうんですね。

PowerPointのイメージイラスト程度ならなんとかなりますが、Excelの数式計算あたりになると、なかなか思うようになりません。何でも、プロンプトでセルに対して計算指示をする「COPILOT」関数もベータテスト中らしいのですが、本当にそんなものが実用的なんだろうか…。


そんなわけで、今月からGeminiさんとCopilotくんとの付き合い方を、ちょっと変えてみています。まず、1月末で年間契約が切れるMicrosoft 365 Familyでは、私のアカウントでの契約は終了し、代わりに妻のアカウントで契約することにしました。Familyサブスクリプションでは、6ユーザー分のOfficeやOneDriveが使えるものの、Copilot統合やAIアカウントが使えるのは契約者のアカウントのみ。大して使っていなかった自分が持っているよりも、妻に使ってもらった方が良いだろう…という判断です。

ちなみに、妻の方は、私のように選り好みするようなことはなく、どのチャットAIとも分け隔てなく付き合っているようで、チャッピー(ChatGPT)もCopilotもGeminiもみんなお友達。AIボイスレコーダーのPraud Noteも愛用しています。チャットによる反応の違いを受け入れながら、得意分野によって使い分けているようです。私なんかよりずっと柔軟で、こういう人がAI活用時代には生き残っていくのかもしれません。

切り替え作業自体は、

  1. 私のアカウントの契約自動更新をオフにしておいて、
  2. 契約が期限切れになるまで待ち、
  3. 妻が先に契約したFamilyアカウントから招待してもらって紐づける

…という流れになります。私の契約が切れても、さすがにOneDriveに保存されたデータが即抹消されるわけではないので、すぐに契約を引き継げばアクセス権も復活します。一応、ローカルのSSDにバックアップが完了していることを確認してから行いましたけどね。


一方、Geminiについては、先月Googleが提供を始めた新料金プラン・Google AI Plusで課金利用を始めることにしました。月額1,200 円(現在キャンペーン中で最初の2か月は600 円)で、Gemini 3 ProやDeep Researchなど、無料では1日当たりの使用量が限られている高度なAIの利用枠が増えるだけでなく、200 GBのクラウドストレージが使えるようになります。このストレージ領域はGmailやGoogleドライブ、Googleフォトが共用するもので、これだけの容量があれば、Pixel 8の完全なバックアップも可能になります。

Google AI Plusでも、Microsoft 365と同じように、ファミリーとして最大5名分のアカウントを紐付けることができますが、扱いがずいぶん違います。ストレージはファミリー全員で1契約分の容量をシェアすることになるのですが、代わりにAIの利用枠もちゃんとシェアさせてくれるんですね。個人的には、こちらのほうがわかりやすく、合理的で、しかもファミリー人数が増えるほど断然お得です。

まだまだ利用はこれからですが、これまではなかなか使いにくかったGemini 3 Proなどの高度な推論機能も、もう少し気兼ねなく使えそうで楽しみです。妻にも、「Gemini、どんどん使ってみていいよ。動画生成とかもあるし」と話してありますが、果たしてどうなることやら。…後から「ゴメンナサイ、自分にもちょっと枠を残しておいてくれないかしら」とかお願いすることになるかもしれませんね。



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