本日・8月22日に、レノボの直販サイトで注文していたフルカスタマイズ版のThinkPad X13 Gen 6 Intelが、無事我が家に届きました。6年半ぶりの新しいパソコンを目の前に、ワクワクする気持ちが止まらないのですが、箱を開ける前に、皆様にどうしても伝えておきたいことがあります。
6月末の時点では、ワタシが第一候補として考えていた機種はThinkPad X13 Gen 6 AMDだったのですが、発表時に明言されていたワイヤレスWAN(WWAN)やタッチパネル画面のオプションがなかなか提供されず、これらに興味のあったワタシとしては、しばらく待ち続けていました。8月になっても状況が変わらず、どうやら当分は登場しなさそうだ…ということで、改めて考え直し、AMD版からIntel版に方針を変更して注文したわけです。
ところが、8月19日になって、AMD版でのLTE対応のWWAN提供が再開し、さらにタッチパネル画面のオプションも受注が始まりました。さらに、今朝の時点では5G対応のWWANも注文できるようになっています。2週間待っていれば、AMD版でも今回の私のカスタマイズとほぼ同じ仕様が注文できたことになります。しかも、割引率が46%に設定されているので、お値段はより安くなります。
ただ、細かく見ていくと、仕様にはまだ格差があります。CPUやGPUの性能ではIntel Core Ultra 7 255HはAMD Ryzen 7 PRO 350よりやや格上と言えそうですし、SSDのインターフェースがPCIe Gen 5×4かGen 4×4かという差(オプションで選択すれば、ですが)もあります。このジャンルの製品では重要な性能である重量とバッテリー動作時間のバランスでも、Intel版がより軽量でスタミナもある…という形になっています。

ちなみに、AMD版でタッチパネル画面のオプションを選択すると、天板の素材がCFRPから「ハイブリッド・カーボンファイバー」というモノに変更になります。「PC20%CF + PC50%GF」という記載からすると、炭素繊維とガラス繊維を複合させたポリカーボネート製…ということになるかと思います。炭素繊維のみを樹脂で固めたCFRPと比べると、強靱さをより安価に実現できる素材だと思いますが、絶対的な強度や軽さではCFRPに一歩譲ることになるはずです。
そして、この場合底面カバーがWWANの有無にかかわらずアルミニウム製に強制変更されます。どちらも重量が増加する方向への変更になるわけで、最軽量構成同士を比較するとIntel版より30 gほど重いAMD版にとっては、ちょっとツラい変更かも知れません。
AMD版の購入をあきらめた要因の一つに、レノボのチャットサポートに聞いてみたら「AMD版はなかなか発売の時期が決まらないので、Intel版をご検討いただくことがおすすめになります」と言われたことがありました。結果的に、早期の発注を進めたことが裏目に出たような形になってしまいましたが、不思議に腹が立ちません。「Intel版返品させろ」とクレームを入れる気も全く起きません。
そもそも、Zさんの言葉から「当分はAMD版に動きはないだろう」と勝手に判断したのは自分ですし、そこから考え直してIntel版の購入を決めたのもやっぱり自分です。定評のある頑丈なハコで、より軽く、より計算能力が高く、よりバッテリーの持ちが良く、早く手に入るモノを選べたわけですから、少なくとも現状での総合的な満足度では最高レベルだと思っています。
今後Copilot+ PC専用の機能がどんどん充実していったり、NPUを超ヘビーに使うローカルAI対応アプリが激増していくような展開になると、何年後かに「あのときは早まった」と振り返ることになるのかも知れません。まあ、3年ほど使った後でそんな世界が訪れていたら、そのときに改めて買い換えを検討すれば良いわけですし、それこそデスクトップのミニPCでも追加して、X13 Gen 6からリモートデスクトップで使ってみる未来だってアリです。
…さて、箱を開けてみますか。
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