Amazon.co.jpでは、現在ブラックフライデーのセール中です。本来の「ブラックフライデー」は今週金曜日の28日になるはずなのですが、各社ともずいぶん前倒しでセールを始めています。ずいぶん前から大騒ぎしておいて、当日にはもうすっかり冷めていたりする…というのが、日本人の面白いところです。

…と、それはともかく、Amazonのブラックフライデーでは、今年もMicrosoft 365の契約延長を検討しているところですが、今回はそれ以外にもちょっと購入したモノがあります。ロジテックのLHD-ENB040U3QWは、USB 3.2 Gen 1接続で容量4 TBの、3.5型 外付けハードディスクです。
この製品のポイントは、「SeeQVault(しーきゅーぼると)」という規格に対応していること。これは、PCなどよりもテレビやブルーレイレコーダーで重要な規格です。ハードディスクに保存した著作権保護付きのデジタル放送を、別の再生機器に接続しても再生できるようになります。
私は、自宅のブルーレイレコーダー・BDZ-FBW1000に接続したくて購入しました。BDZ-FBW1000の内蔵ハードディスクは1 TBしか容量がありません。最近は「録って、観て、消す」自転車操業状態になっていました。外付けハードディスクを背面のUSB 3.0端子に接続すれば、内蔵ハードディスクとほぼ同じように使えるのだそうで、これを接続することで、保存できるデータ容量が一気に5倍になる…と考えても良さそうです。
これまでは、録画した番組はNASにムーブして保管していました。もともと、NASにムーブしてしまうと、そこから他のデバイスにムーブアウトできない…という仕様には一抹の不安を感じていました。しかし、決定的に不信感が増したのは、NASにムーブするためのアプリ・sMedio DTCP MOVEと同じブランドのプレーヤーアプリ・sMedio TV Suiteで、サポート対応が最悪…というより全く機能していないことがわかったことからでした。この調子では、ムーブの方もいつ使えなくなるかもわかりません。
プレーヤーアプリについては、レコーダーと同じSONY製のPC TV Plusを使うことにしましたが、これまではムーブさせていた番組アーカイブの、新しい保管方法も考えなくてはなりません。まあ、いちばんシンプルなのは、レコーダーに保管できる容量を増やすことですよね。そういう選択です。




セットアップ自体は非常に簡単です。背面から電源ケーブルとUSB 3.2 Gen 1の信号線を接続し、それぞれACコンセントとBDZ-FBW1000背面の「USB 3.0」端子につなぎます。あとは、電源を入れれば勝手に新しいハードディスクが接続されたことを認識し、本体への「登録」が行われます。登録完了後は、レコーダーのメインメニューに、外付けハードディスクの容量も表示されます。




内蔵ハードディスクから外付けハードディスクへのダビング操作も簡単です。ダビング方法には「ムーブ」と「コピー」が選択可能で、前者の場合はダビング10のダビング回数は消費されず、後者の場合はカウントダウンされます。ダビング速度は、画質変換を行わなければ相当高速で、ダビング中でも録画・再生・予約等を行いたい場合には、バックグラウンドでダビング作業を行うこともできます。

最近は、ときどき容量不足で録りたかった番組がスキップされる…なんて悲劇も起きていましたが、とりあえず、内蔵ハードディスクの約半分が空いて、容量危機は去りました。ホッとひと息です。もっとも、ハードディスクの録画容量なんて、ぼーっとしているとあっという間にまた逼迫してしまうのですが。取捨選択しながら、上手に整理整頓していきたいところです。

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