クラウドファンディングで購入した新しいUSB PD対応ACアダプター・NovaPort TRIO II。使い始めてからひと月少々になりますが、ここまで使ってみたところ、問題らしい現象は見当たりません。ノートPCからスマートフォンまで、それぞれの能力に合わせた速度で給電できているようです。職場のモバイルPC・FMV LIFEBOOK U9311/Fで在宅勤務する時の電源供給にも、ちゃんと対応できました。
そんなNovaPort TRIO IIと一緒に、是非試してみたかったモノがありました。先日もちょっと紹介したのですが、ダイソーで売られていた「eMarker内蔵」を謳うUSB Type-Cケーブルです。USB PDで3 Aを超える電流で電力供給を行うために必須なのが、このeMarker。このケーブルは、パッケージにも記載されているとおり、20 V×5 A=100 Wを供給するために使うことができるはずです。
eMarkerというICチップが追加で内蔵されているわけですから、コストアップの要因になるはずなのですが、このケーブルの価格は330 円(10 %税込)。さすがのダイソーといえども100 円では売れない(最近はそんな商品がずいぶん増えました)のでしょうけれど、「安いなぁ」というよりも、「本当に大丈夫か?」という心配の方が先に立ってしまう価格設定です。
とはいえ、ここまで明確に仕様を記載して対応を謳っている製品ですから、正しく機能してもらわなくては困ります。先日の「プレミアムHDMIケーブル」は全く問題ありませんでしたが、これはどうでしょうか。
外観は、特徴を探すのが難しいくらい、ごくごく普通のUSB Type-Cケーブル。導線部分の太さや硬さも、よくあるUSB 2.0対応のケーブルそのものです。接続についても、気になる引っかかりやぐらつきなどは無く、しっかり挿せました。
我が家で最も大きな電力を消費するUSB PD対応デバイス・CF-SV8に接続し、しばらく電圧と電流をモニターしてみました。使用状況によって大幅に電力が変動するのですが、瞬間的には3 Aを明らかに超える電流が検知できています。eMarkerが正しく機能して、3 Aを超える電流を許可している状態と考えて良さそうです。
機能していることはわかりましたが、心配なのは抜き差しを繰り返したときの耐久性ですね。すぐに壊れてしまった前例もありますし…。あまり意識しすぎずに、しばらく使ってみようかと思っています。
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