ビックカメラ有楽町店を後にした私は、いつものように地下2階から出て、東京国際フォーラムを通り抜け、徒歩で東京駅に向かいました。エクスプレス予約で新幹線の指定席を手配するようになってから、山手線に乗ると別途運賃を取られてしまうようになったので、ココは基本は歩きです。まあ、歩いてしまえる程度の距離しかないから、そうしているわけですが。
いつものように指定席車両の最前列に乗り込んで、のんびり駅弁を食べた後、もらってきたカスタマイズレッツノートの価格表を見ながら、アタマを整理してみることにしました。
そもそも、レッツノートを選ぶのか選ばないのか…という話から始めなくてはなりません。私が最初にレッツノートのオーナーになってから、もう20年以上が過ぎましたが、その品質の高さは肌身で感じています。パソコンとしての機能・性能が年々進歩していくのでなければ、何十年でも使えそうなくらいです。
今回、「レッツノート以外の何か」と連呼しながら進んでいたのは、レッツノートばかり贔屓せずに、他社製品も公平に評価したいと思っていたこともありますが、レッツノートを買えるだけのおカネがなかった…というのが正直なところだったりします。正直なところ、不満はないんですよね。というより、金額の高さこそが唯一の不満!ということなのかも知れませんが。
しばしば「高価すぎる」と言われるレッツノートですが、他社製品でも、「レッツノートの次に使うものを」とBTOで組んでいくと、かなりのハイエンド構成になり、相応に高価な買物になります。レノボあたりは、ときどきThinkPadをとんでもないディスカウントで売ったりもしていますけどね。
アラフォーからアラフィフに入っていく我が身としては、いつまでもこんな高価な買い物を簡単にできると考えるべきではありません。だとすれば、納得できる買い物をするべきであり、それはやっぱりレッツノートである…ということなのでしょう。選択が長引いたおかげで、資金もちょっとは貯まりましたし。
そう腹を決めた上で、CF-SV8とCF-RZ8の価格表を見比べてみると、実は最低構成での価格はほぼ同じ。そこからスペックを追加していくときの加算額も、基本的に変わりません。ワイヤレスWANの追加は+21,600円(税込、以下同じ)、512GBのSSDなら+32,400円…のような感じです。
つまり、同じくらいのオプションを乗せていくと、どちらもほぼ同じ価格になります。そして、よりパワフルで新機能に対応しているけれど大きくて重いCF-SV8か、より小さくて軽いけれど非力で新機能は手に入らないCF-RZ8か、どちらを選ぶ?…という、わかりやすい比較になります。
他のパソコンを買うのならともかく、レッツノートを購入して1~2年程度で処分してしまうことはまず考えられません。カスタマイズレッツノートは全モデル4年保証ですしね。となると、4年後までくたびれずに使いこなせるのはどちらか?ということを考えるべきです。おそらくそれまでにはUSB PDでの電源供給がもっと普及しているでしょうし、Thunderbolt 3の周辺機器も一般的になってくるかも知れません。今回は、そんな時代への将来性が確保されているCF-SV8の方に軍配が上がると思います。
プレミアムエディションは、通常モデルよりも約6万円高いところがベースラインになっています。30万円超えが当たり前の世界になり、あまりにも高価に見えますが、CPUが上位グレードのCore i7になること(+2~3万円くらいかな)、RAMが16GBに倍増すること(これも+2~3万円くらいでしょうか)、通常モデルなら+19,440円になる「4年間特別保証プレミアム」が付帯していること、通常モデルなら3,456円の有償になるレッツノートクリニックで、天板交換までも無償でできてしまうこと…など考えると、実はお値打ちな商品とも言えます。
仕事で日々使う道具として捉えると、買い換えるために積み立てておく…という減価償却の考え方が大事です。例えば、35万円のパソコンを4年間(レッツノートは4年保証、クライアントPCの法定耐用年数は4年)使うと、1日あたりでは約240円。言い換えると、毎日240円を4年間積み立てれば、35万円のレッツノートプレミアムエディションが買えるわけです。そう考えれば、とんでもなく高いわけではありませんよね?…「名刺ケースが欲しい!」と言う私が「高すぎるのでは?」と言う私を全力で説得に掛かっているのが自覚できますが(汗)。
とはいえ、ない袖は振れないわけで、最終的にはどのくらいの予算が割けるのかで買えるものが決まります。あとは貯金の状況を確認して、細かいところを決めましょう。有楽町から帰宅するまでの間に、ほぼ基本方針は固まりました。
…とはいえ、カスタマイズを始めると、迷うところがどんどん出てきたりするんですけどね。昔の色選び以外は二者択一に近かった頃と比べれば、カスタマイズレッツノートで選択できるポイントはそこそこ増えています。…続きは、また改めて。
初めまして。
自分もRZ4からRZ8を考えているのですが、
type-Cや、もしかしたらくるくるホイールになるのかなと期待していましたが、
あまり変わらずもう少し待つか悩み続けています。
今回、調べていくうちに貴兄のサイトを拝見し
有楽町などでの話から、すぐにはtype-cなどは載らないのではないかと
思うようになってきました。
RZ4の下取りサービスの期限が明日(1月29日)の13時に迫ってくる中
どうしょうか、どうしょうか、どうしょうか…と
気が狂いそうになりながら、考えているところです_| ̄|○
kk さま:
悩みますよね。私も相当悩みました。
RZ8への乗り換えが決断できるかどうかは、RZ愛の強さとタッチパネル中毒の度合いで決まるような気がします。
私も相当な重症患者だと思っていましたが、それ以上に顔認証とThunderbolt 3・USB PDへの渇望が強かったのかも。
元祖くるくるパッドの時代もユーザーで、あの気持ちよさも知っていますしね。
お返事ありがとうございます。
自分も、let’s20年強ユーザーです。
20万円くらいの頃にくらべて、
30万円強だとやはり悩みます。
でも、仕事で使うモノなので
ここ一番!と言うときには
どうしてもLet’sになってしまうのです。
う~~~~~~ん…
でも、この4年RZ4で求め、
そして答えてもらえたのは
確実な動作の信頼性
(講義&講演のパワポと本当に重要でぎりぎりの文章作成)
なのです。
アルコールたくさん呑んで
RZ8をぽち!とするかも知れません_| ̄|○
kk さま:
特に仕事に使う道具は、やっぱり信頼性が大事ですね。私もそうやってレッツノートに頼ってきたのでよくわかります。
タイムリミットが近づいていますが、納得のいく選択になることを祈っております。
こんにちは
少し頭を冷やすことにしました。
でも、貴兄のブログはずっと見させていただきますので宜しくお願いします(_ _)
SV8早く来るといいですね^_-
kk さま:
こちらこそ、よろしくお願いいたします。たまには覗いてみてください。
SV8が届いたら、またしばらく賑やかになると思いますので(^_^)/。
こんにちは
本日、RZ8プレミアムエディションをポチりました。
この20日間本当に悩みました。
いや~、つらいけど楽しかったです^^;;
求めているのは、ゲームなどに使う「おもちゃ」では無く、
「仕事」で使うものですので確実な動作と信頼性が絶対条件です。
だから、みんな高くてもLet’sを手に入れるのです。
そういう意味では、10nmプロセス開発の遅れが幸いし
熟成に熟成を重ねた今の14nmとこの筐体モデルは
本当に信頼できるものと考えます。
もちろん、RZもあと一年待てば、
Ice lakeやthunderboltが手に入るかも知れません。
充電できるのも魅力です。
でも、規格自体が優れていても
あの貧弱でその上オンボード直付けのコネクタに
毎日、数回の抜き差しを四年以上もできるとは考えられず、
電源専用のACアダプタを持ち歩くのは確実です。
また、Type-Cに関しては、外出時の紛失、盗難も考え、
パワポデータしか入れていない現状を踏まえれば
USB3.0のデータ転送で十分です。
RZ4を手に入れてから、本当に不満だったのは
パワーポイントで動画がカクカクすることで、
RZ4でのパワポでの動画は諦めていました。
しかしながら、これだけのために東京まで上京し、
新宿のヨドバシにおいてプレミアムエディションで
動画を再生してきましたが
RZ8では、しっかりと再生してくれました。
その時、SV8にも触りましたが、
あまりにも軽く、かつ、クアッドで
本当にすごかったです。
貴兄が選択したのもよくわかりましたし、
iPadと同じサイズの問題さえなかったら自分も間違いなく
SV8プレミアムエディションを選択していたはずです。
長々と書いてしまいましたが、
最終的に、貴兄のブログをほぼ全部見て、
「軽量が正義」にPCIeの速度が加わった
RZ8プレミアムエディションを
自覚と覚悟をしっかり持ってポチりました。
貴兄のブログには本当に感謝しています。
これからも宜しくお願いします(_ _)
kk さま:
ついに決断されたのですね。たくさん悩んで出された結論ですから、きっと満足のいくモノになるのではないかと思います。
我が家にも先日無事CF-SV8が届きました。CF-RZ4と比べると、最初に手に取った印象は正直なところ「大きくて重いな」でしたが、代わりに得られるものもいろいろありそうです。これから、仕事でもそれ以外でも、どんどん使っていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。