2025年、最後の日曜日です。例年、このタイミングでSSK Worldとしての1年を振り返っている私ですが、今年は例年になく話題の多い年になりました。何をどうまとめたら良いのやら、ホントに悩んでいます。
アクションとしては、「アップデート」と「メンテナンス」に集約されるのではないかと思っています。昨年末の時点で積み残してあった宿題、今年決断を迫られた問題は結構たくさんあったのですが、そのほとんどに、どちらかのアクションでとりあえずの回答は出せたのではないでしょうか。そこは自分を褒めたいと思います。

アップデートとして、やはりいちばん最初に触れておきたいのは、6年半ぶりに新しいモバイルノートPC・ThinkPad X13 Gen 6 Intelを購入したこと。2年以上もの間迷い続けて、ようやくの着地です。
昨年末の時点では、ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionを買おう!とほぼ腹を決めたつもりだったのですが、レッツノートほどではないものの、30万円超え必至のプレミアムなお値段がネックでした。そんな状況でお披露目になったThinkPad X13 Gen 6は、X1 Carbonよりも軽く、安く、しかも基本的なスペックは十分なものを備えていて、「プレミアムじゃなくても良いじゃん?」と思わせてくれる製品でした。その後もいろいろ紆余曲折はありましたが、8月に注文を決断。ついに「レッツノート以外の何か」の選択が現実になりました。
これまで使っていたレッツノート・CF-SV8と並べて比べてみると、どちらも「仕事で使える」モバイルノートPC…という同じ思想の元に開発されているはずなのに、どうして出来上がるモノはこんなに違うんだろう?と不思議になります。普通は、同じところを目指そうとすれば、外見からして良く似てくるのですが…。
使い勝手はもちろん、所有している満足感を演出する仕掛けまで含めて、実にイイ買い物をしたと思っています。あとは、Copilot+ PCではないことの不利が、いつ、どのように顕在化してくるのか、あるいはしてこないのか?が気になるところですが、少なくとも今のところは全く問題は感じていません。イケるところまで、行ってみましょう。

アップデートと言えば、新しくスマートフォン・Google Pixel 8を手に入れたのも今年の話。先日修理に出したばかり…ということもあり、もうずいぶん昔の話のように感じてしまうのですが、まだ1年経っていないんですね。
ローカルAIがなかなかメジャーにならないPCの世界とは違い、スマホの中では「通信無しで使えるAI」が既に随所で活用されています。Pixelシリーズは、そもそもGoogle自身がAIの活用を主眼にしたハードウェア設計をしている上に、Android陣営の中では各種アップデートが最初に降ってきて、「AndroidはAIでこんなに面白くなる」とアピールするショーケースになっています。WindowsにおけるMicrosoft Surfaceとよく似た位置づけですね。
既に最新機種ではなく、デビューから3年目(2023年10月発表)に突入しているPixel 8にもちゃんと機能更新が降ってくるところは、Googleも頑張っているなぁ…と思います。今後どこまで最新機種の進歩に食らいついて楽しませてくれるか、期待しています。
そもそも、どうしてもスマホを更新したかったわけではなく、自宅のインターネット固定回線を、フレッツ光の値上がりを機にIIJmioひかりに切り替えたことが始まりでした。これもまたアップデートですね。いわゆる光コラボ回線への切り替えも、昔と比べるとずいぶん気楽に行えるようになりました。私の手続き上の失敗もあり、切り替えに少々手間取りましたが、今はIPv6のIPoE接続で快調に通信できています。IPv4 over IPv6の接続方式が違うので、外部から家庭内ネットワークへの接続がウマく行くか心配していましたが、今のところ問題はありません。

5月末に太陽光発電のFIT買い取りが終了したのは、重要な選択を迫られる出来事でした。「卒FIT」後は売電価格は4分の1以下になってしまうため、そのままでは「我が家発電所」の収益は大幅に悪化してしまいます。
代わりに昼間の電気を自家消費するべく、ちょうど老朽化で交換を迫られていたエコキュートを、昼間にお湯を沸かして貯める「おひさまエコキュート」に切り替えました。エネルギー供給システムのアップデートです。
おひさまエコキュートの導入で、電気代はどう変わったか?の分析はまだ終わっていないのですが、売電価格は大きく落ち込んでいる一方で、買電価格もずいぶん下がっていて、ローンが終わった太陽光発電の支払いと、新しく加わったエコキュートの支払いも考えると、これまでより収支はちょっと改善している感じです。これについては、年明けあたりに改めてまとめてみましょう。

メンテナンスとしては、我が家の愛車・ブラックパール2世号ことステップワゴン e:HEV スパーダが、2度目の車検を受けたのは大きな出来事の一つです。残価設定型クレジットの残債を再クレジットする手続きはもう済ませ、既定方針ではあったわけですが、これで少なくとも次の車検を受ける2年後までは、乗り続けることになります。
ドライブレコーダーのファームウェア不具合の修正、そしてカーナビの地図データの最終版への更新も、昨日ディーラーに出掛けて済ませてきました。どちらも、もう2年乗り続けるためには必要なアップデートなのですが、一方で地図更新にはもう「次」がないことも決まっています。
足回りの方はまだまだ元気なので、2年後にまた車検を受けて、乗り続けることもできると考えています。しかし、そのときには、地図が古いままのナビをどうするか?は大きな壁として立ちはだかることになります。その時が近づいたら、対処方法はまた考えましょう。

そしてもう一つ、メンテナンスとして忘れてはならないのは、ついに外壁の塗装を始めたことです。いろいろな決断を求められた、今年の重要案件と言って良いでしょう。年を追うごとに劣化する表面、値上がりしていく請負契約、分割払いするにしても上昇していく金利…という状況で、それなら2階だけ塗ってもらって、残りは自分で塗ろう!と判断してしまう自分が正気なのかどうか、正直なところちょっと自信がありません(苦笑)。
2階は先に塗っていただき、11月末からDIYでの1階部分の塗装作業を始めましたが、年内に離れの東側と北側を塗り終わることは、何とかできそうです。最初に作った壁面積の計算書から見ると、これで予定している作業の3割弱が終わる計算になります。
ひと月でもう3割!なのですが、まだ7割以上残っている…と思うと、ここまでの体力の消耗も考えると気が遠くなります。ただ、これで、最も劣化が激しく、地上からの高さも一番高くて危険な2面が片付いたことになります。この後は、作業の慣れも相まって、もう少し楽になっていくのかな?…と希望的観測をしています。
2023年に、「いつまで、続けられるか」という記事を書きました。ひとり娘に我が家を引き継ぐのは難しいので、いつかは我が家を手放すことになるでしょう。自分自身の体力が落ちて、自分で手入れをするには我が家はあまりにも大きすぎる(とはいえ、人並みに比べればずいぶんちっぽけではありますが)という意味でも、この家に住み続けることは正解なのだろうか?と考えることがあります。経済事情が厳しくなる中で、おカネを掛けて維持することができるのか?という疑問も持ち続けています。
アップデートも、メンテナンスも、今ある自分の暮らしを継続していくために起こすアクションです。今回取り上げたアクションには、一括ではとても支払えないまとまった費用が掛かるものが結構あるのですが、資金調達のためにかなり長期のローンを組むなどしています。少なくとも、ここ数年という期間の中で、家やクルマを手放したり、モバイルノートPCをどこにでも持ち歩いて使い倒すスタイルを止めたりはしない…と判断したからこその選択ではあります。
「いつまで、続けられるか」という一昨年の自分からの問いへの答えは、「とりあえず、もうしばらくは続ける」…ということになるのでしょうね。それは、この家に住み続けるということだけではなくて、今の暮らし方全般について同じ答えができると思います。
…というわけで、SSK Worldの更新も、「とりあえず、もうしばらくは」続けると思います。引き続き、よろしくお願いいたします。誰のところにも、楽しい2026年が訪れますように。…とか言いつつ、たぶん年内にまだ記事を上げると思いますけどね。

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