レッツノート・CF-SV8を使い始めてから、3年半を超えました。相変わらず毎日持ち歩いて、職場でも自宅でも使っています。最近は、自宅でデスクトップPC用のディスプレイにつないで使う機会が増えてきました。既に私の中ではデスクトップ機ではなくこちらがメインマシン…という位置づけになりつつあります。

半年に一度のバッテリー残量表示補正も、つい先日実施しました。積算充電指数は603になり、満充電容量は36,590 mAh。定格容量の86.1%ということになります。半年間で積算充電指数が70ほど増えていて、これまでと同様に使い込んでいるのですが、満充電容量はむしろ増えている…という、本来あり得ない事態が発生しています。

まあ、表示補正自体にもその都度誤差はあるのでしょうし、とりあえずは今の数値を信じておくしかありません。この調子なら、半年後となる4周年の時点でも、8割以上の容量を維持できそうです。


レッツノートの特徴のひとつとして、数多く備えられた外部接続のインターフェース類があります。外出先でもあらゆるものに接続可能で、様々な事態に対応できるのが魅力…ということになるわけですが、3年半を振り返ってみると、実際に使っているインターフェースはかなり偏っていることに気付きます。

面白いことに、CF-SV8の場合、何かしらケーブルをつなぐのはほとんどが左側面。逆に、右側面につなぐことはほとんどありません。何故そうなるのか、ちょっと見てみましょう。


左側面:Thunderbolt 3、USB3.1 Type-A、HDMI

左側面にあるのは、ACアダプターの丸形端子の他にHDMI、USB 3.1(Type-A)、Thunderbolt 3対応のUSB Type-Cとなります。HDMIは自宅のディスプレイをつなぐだけでなく、出先でプロジェクターをつなぎたいときも、最近は大抵コレで用が足ります。

USB Type-Cの使い道は、主に電源供給(USB PD)と外部ディスプレイの接続(DisplayPort Alt Mode)になりますが、1本のケーブルだけでその両方が兼用できるのが強みです。ディスプレイ側にUSBハブやKVMスイッチ(キーボード・マウス切替機)、有線LANなどを備えて、Type-Cのケーブル1本でつなぎポートリプリケータ的に使える製品も増えてきました。次に我が家のディスプレイを買い換えるなら、この手のモノを狙いたいところですが、当面予定が立ちません(涙)。

USB Type-Aは、USBメモリーなどのストレージデバイスをつなぎたいときに重宝します。仕事でもプライベートでも、ファイルのやりとりはOneDriveやDropboxなどのオンラインストレージを使うのが主流になりつつありますが、一方でギガバイト・テラバイト級の超大容量のデータもやりとりされるようになり、この場合はまだまだローカルの外付けストレージが強力な手段のひとつです。

右側面:USB3.1 Type-A、アナログRGB、有線LAN

一方、右側面にあるのはUSB 3.1(Type-A)が2個、D-sub15ピンのアナログRGB(いわゆるVGA端子)、そして有線LANです。USBは左側にあるものとほぼ同仕様(スリープ中などに外部への電源供給ができないのが違い)なのですが、左利きの私にとってはこちら側に差し込むのは少々面倒です。

そして、VGAと有線LANに至っては、ほとんど出番がありません。使った場面を指折り数えて思い出せる程度です。昔はVGAがないとプロジェクターにつなげない…という場面が多々ありましたが、最近ではHDMIの入力だけしか受け付けないプロジェクターもずいぶん増えてきました。そんなことを言いながらも、つい先週にもVGAしかないプレゼン環境に遭遇したばかりで、バッサリ切り捨てにくいところもありますが…。

左側面と見比べてみると、右側面の方が世代の古い、いわゆるレガシーなインターフェースが多いのがわかります。有線LANは家庭内のネットワークインフラとしてはまだまだ現役ではありますが、Wi-Fiとの速度差がほとんど無くなってきた現状からすると、モバイルノートPCにとって必須の端子とは言えなくなってきました。これで5GのワイヤレスWAN搭載が進んでくれば、有線LANどころかWi-Fiまでもが、本格的にお役御免となる…ことはさすがにないか。使い放題だと利用料が高いし。


前面:SDXCカード、ヘッドセット

前面にもいくつか装備がありますが、こちらも実はほとんど出番がありません。SDカードスロットは、最大約300 MB/sでアクセスできるUHS-IIに対応しているのですが、肝心のUHS-II対応のカード自体があまりに高価です。UHS-IIを生かせるような超高級デジカメも持っていませんし…。

有線のヘッドセットをつなげるφ3.5のオーディオ端子も、全くと言って良いほど出番がありません。Web会議は本体内蔵のマイクアレイとステレオスピーカーで十分ですし、音楽や映像をひとりで楽しむならワイヤレスイヤホンを使えます

光学ディスクドライブ(Blu-ray、DVD…)

CF-SV8の大きな特徴のひとつである光学ディスクドライブも、実は全く出番がありません。購入当時には諸般の事情で非搭載モデルが選べず、せっかくならブルーレイディスクの映像ソフトも見られるようにしよう!とブルーレイドライブ内蔵を選んだのですが、CF-SV8購入以降に私が購入したブルーレイディスクはすべて4K ULTRA HD対応。このドライブでは4K Ultra HDは再生できず、わざわざフルHD版をこちらで再生しても…となってしまいました。

それ以上の誤算だったのは、映像コンテンツはAmazonプライムビデオなどのオンライン配信やスカパー!の有料放送等での展開の方が早く、円盤を買うモチベーションが上がらなくなってしまったこと。これについては、一気に時代が変わった感があります。

このドライブのメリットとしては、ブルーレイディスク1枚からリカバリーが可能なことくらいしかないのですが、これも必要になるのは本当の緊急事態だけですし…あ、SSDを交換した直後にも使えるのか(笑)。


普段どのようなインターフェースを使っているのかを整理しておくことは、特に大きさや重量の制約があるモバイルノートを選ぶ際には重要な情報になります。「全部てんこ盛り」の製品が選べるのなら、変な気を遣う必要がなくなるので楽なのですが、往々にしてオーバースペック、オーバープライスになります。余計なモノを持ち歩いている…という考え方もできますしね。

あまりにも高価になりすぎたレッツノートに代わる「次の何か」を選ぶときには、そのあたりを念頭に置いて選びたいところです。もっとも、それはもう少し先のことになるはずですが。



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